山と犬と挽肉と

やけんの外遊びを綴ったブログです。

【祖母山縦走登山Day3】陽はまた昇る

苦難の末にたどり着いた祖母山。

そこには燃えるような太陽が我々を出迎えてくれたのであった。

今日も新しい朝が始まる。どんな驚きや笑いがそこには待っているのでしょうか?

祖母山縦走登山完結編です。

それではどうぞ!!

 

2018年5月20日

空が明るくなってきた。

我々は、ご来光を見に軽身で山頂を目指します。

もう早朝に近所を散歩してるおじいさんと同じ感覚です。

山頂まで10分ほどで行けるので嬉しいですね。

てことであっという間に山頂に到着。

で1分後にご来光迎えました!!!

あっぶねえええええ!!!ギリギリじゃねえかあああ!!

なにはともあれご来光を拝むことができました。

悪天候からの大逆転満塁ホームランですわ!!!

ホームランといえば「燃えろ!!プロ野球」ですよね〜。

バントでホームランが打ててしまう伝説の野球ゲームです。当時にしては最先端のボイス付きのゲームでオープニングの「プレイボール!!」という叫びが今でも思い出として蘇ります。

リセットボタン連打して「プレプレプレプレイボープレイボープレプレイボール!!」と

DJスタイルを楽しむのは誰もが通る道でしょう。

そんなどうでもいい話(クロマティ最強すぎるだろ)は置いといてうっすら霞みがかった朝の九重連山をお楽しみください。

山頂を照らす太陽が作る影の世界。

阿蘇山も山体が赤く燃え上がりつつある。

見よこのモルゲンロートを!

祖母山の頂きに立ったものだけが味わうことのできる景色である。

山が燃えるとはまさにこの事でしょう。

一通り意味不明なポージングなどで記念写真を撮る二人。

ありがとう祖母山!

本当に誰一人とも遭遇しない静かな山だった!!

この後下山途中で初めて人と出会うんだけど、久しぶりに人間に会うとめっちゃ話しかけてしまうんだなと不思議体験しました。

陽が高くなりかなり明るくなってきましたね。

下山後は阿蘇山方面に温泉入りに行く予定なのでしばしのお別れです。

嬉しい事に影祖母山のお土産までもらっちゃいました。

おばあちゃんありがとう!!!

という事で小屋に戻って下山準備をします。

下山の前に朝ごはん食べます。

小屋の近くには貯水タンクがあります。

調理用の水を調達できます。

ありがたや〜。

さっそくいただいた調理水でご飯タイム〜。

朝からサザン流しながらの朝食が最高すぎました。

sea-nov氏と熱唱しながらご飯食べたのは言うまでもないです。

そんな私は健康に気遣い味噌汁で栄養補給、、、、

人間ドック一度もした事ありません。すいません。

様々なジャンルの本が取り揃ってますのでQ合目に訪れた際にはのんびりと読書を楽しまれるのも良いでしょう。

そんなお世話になった小屋にお礼の書き置きと飛行機では持ち帰れないガス缶を寄付して下山します。

ありがとうございましたッ!!!

最高に楽しい時間を過ごせました。

それでは本日のコースタイムです。

6:46祖母山九合目小屋→9:51尾平登山口

行動時間3時間5分(休憩時間5分含む)

単純に下山のみです。

快適な小屋泊により、気力も体力もばっちり回復したので足取りも軽く出発。

今回の登山のスタート地点である尾平登山口がゴール地点です。

今回の行程を地図で辿るとぐるりと一周したことになります。

すっかり陽も昇り爽やかな朝です。

おはようございます。そしてさようならおばあちゃん(祖母山)

視界良好、山深〜いこの景色が気持ちい。

登山て本当に不思議なものでどんなに辛くてもまた登りに行きたくなるもんだ。

天狗岩もばっちり見えます。

天国(絶景)と地獄(展望ゼロ)を味わった旅でした。

もうエンディング感がすごい。

sea-nov氏も絶景をカメラと心のアルバムに収めたとか、、、

ガスガスの登山道も神秘的な雰囲気がしますが、やはり晴れているに越した事は無い。

またまたギンリョウソウを発見。これもまた神秘的。

小屋が1650m程の場所にあったので250m程下ってきました。

登山口の標高は約600mとかなり下るのでこのようなロープ場もあります。

下山時あるあるの特筆する事も無いのでとりあえず標高載せとく件。

特筆することも無いので枯れた水場を載せとく件。

黙々と下っていきます。

前述した通り下山時にすれ違ったのはたったの1人。

貸切百名山としてもかなりレアな体験だった祖母山。

林道コースは通行止め。

今、祖母山はどうなってるんだろうなぁ?

900m地点。これ登りは登りで辛そうだな。

登りだと4時間くらいかかるみたい。絶対しんどいやつ〜

祖母山は豊富に水場があったけど、山の上流から流れてきたのがここに流れ着くのかな?

ここは気持ちよかったなぁ。小休憩するには良い場所。

水もひんやり気持ちいい。

2022年は10年に1度の猛暑です。写真見てたら山行きたくなってくる。

今年になってからまだ1回しか登山してない、、、、

吊り橋登場。このくらいの高度感ならいいけど絶壁に架かってるのは苦手です。

吊り橋からの1枚、奥岳川って言うらしい。

調べてみると大野川水系一級河川でした。渓流釣りでも知られているのかな?

吊り橋を渡りきりました。

我々が下ってきたのはいわゆる一般登山者向けコースである宮原コース。

展望が良い黒金コースも気になります(登り推奨)

黒金コースを登っていくと天狗岩方面へと至ります。

この〜木なんの木気になる木〜♪でお馴染みのこの木何でしょうクイズが突如やってきます。

正解はツゲでした!!

ツゲ知らんし!!ってそこのアナタ!!

私は知っておるのだよ、、、ふっふっふ。

毎日木を伐採に行ってるからね〜。

ゲームもバカに出来んのよホント!!

これもよく見る光景。本当に支えになっているものもきっとあるはず。

樹林エリアを抜けると視界が開けます。

人工的に敷き詰められてるんですかね?

一面こんな感じでした。

こっち側から見ると意外と近く見える祖母山。

あのリーゼントみたいな山体が祖母山で左手の出っ張りが天狗岩。

だよね?だよね?

実はもうここまできたらゴールです!ウイニングロードを進む!

あのリーゼントが祖母山ならその横の山のが標高高くない?

ワケワカラーン!

この木なんの木気になる木〜♪

再びやってきた難問。

ヤシャブシ!知りマセーン!!!

まさに次の世代に閃きを、、、インスパイア・ザ・ネクスト!!!

トイレがあるって事はここが祖母山への登山口って事なのである。

尾平側の登山口といいWifiの用意が徹底されております。

地図ダウンロードうっかり勢の私にも優しい世界。

平坦な樹林道を少し進むと。

長かった今回の登山は完了です。

おつかれさまでした〜!!!

駐車場に戻ってきました。

車を走らせてとある場所へ向かいます。

やってきたのは登山前に少しだけ立ち寄った「健男社」

もう体力の心配はいらない!!いざゆかん!!

結構階段長いです。

「あ、足が震えてらぁ、、、」

体は正直です。

登りきると立派なお社がありました。

健男社の杉と自然林は、県指定天然記念物になっているみたい。

この社の裏にあるモミの木もかなり貴重なものらしい。

無事に登山を終えたことを報告し、次の目的地へと向かいましょう。

昼飯がてら立ち寄ったのは道の駅「原尻の滝」

長閑な風景を楽しみながら散策。

こんな所に橋が!

滝見橋と名が付いてますね。どれどれ?

なかなかに見応えのある滝でした。

日本の滝100選にも選ばれているこの滝は、田園地帯にどどんと存在する珍しい滝です。

大分名物とり天が入ったカレーを食す!!

登山するとなぜかカレー食いたくなることがよくあります。

道の駅には特徴的なお面がずらりと並んでいました。

不思議なパワーをもらえそうな雰囲気が出てますね。

さて、お腹が満ちたら行く場所は決まってます。

そう温泉でございます。

月廻り温泉に到着〜♪

ここは広い公園があってファミリーで賑わってました。

なになに?神が授けた日本一の景勝地だと?

うん!間違いないね!これは絶景です!

こんなに簡単に阿蘇山を一望できるなんてね。

ここで寝そべってボーッとしてたいなと思わせる景色でした。

しかしここで寝そべってるともれなくボールなどが飛んできます。

月廻り温泉は根子岳を一望できる露天風呂でした。

当時は500円でしたが今は600円に値上がりしていますね。

源泉掛け流しの湯で汗を流した後は炭酸で今回の旅に祝杯をあげました。

本当にお疲れさんでした〜!!

熊本を後にします。

また来るぞっ九州!!

飛行機出発時間まで離着陸する航空機を撮影の図。

結構飛行機見てる人いるのね。

東京に帰りますか〜

こうして我々の少し遅いGWは終わりを告げるのであった。

はい!!ホームグラウンドの北千住まで帰ってきました。

ここでsea-nov氏とお別れして帰宅しました。

◎まとめ◎

祖母山は静かな山だった。一言で表現するならこれかなぁ。

ここまで人に会わなかった登山もなかったと思います。

まさに田舎にあるばあちゃん家のような長閑な山でした。

もちろん山頂からの展望は阿蘇山九重連山を楽しむこともでき、Q合目は綺麗で快適でした。

傾山側から周るとかなりのロングルートとなりますので余裕を持った登山計画をすることをお勧めします。

ハードな行程でしたが、怖い怖い避難小屋、展望無しの悪天候からの晴天、快適な小屋泊と感動のご来光と様々な体験がこの旅に詰まっており、充実した登山休暇を過ごせました。

祖母山は地味ってイメージをガラリと変えてくれた貴重な旅に感謝して今回の話を締めようと思います。

おばあちゃーん!!ありがとう!!

〜祖母山縦走の旅〜  おしまい