おはようございます。こんにちは。こんばんわ。やけんです。
関西登山シリーズ第二弾いってみましょう!!
今回も関西エリアの低山では定番の部類に入るであろう山を選びました。
というよりどっちかというとデートスポットです。
摩耶山にある掬星台(きくせいだい)は日本三大夜景のひとつであり、その美しさから1000万ドルの夜景とも呼ばれているそうな。
財布に1万円入ってる事が少ない私にはイマイチわかりませんがね。
日中に登るって事は1000円の風景くらいの価値かもしれませんが行ってきます!
それではどうぞ。
摩耶山は六甲山地にある標高702mの山である。ロープウェイもあり観光でも登山でも楽しめる低山です。神戸市内を一望できる兵庫県の人気デートスポットらしい。
ソロ登山者の私には関係無い話だ。
11月23日は勤労感謝の日なので仕事も休み、前回の金剛山から3日後の登山である。
登りだすと一気に止まらなくなるんだよな。
関西の登山基地である北信太から今日も出発。
1時間半程で王子公園駅に到着しました。
この駅は近くに王子動物園があるみたいですね。関東でいうポジション的には上野駅ですね。
登山口までの地図がありました。
王子公園駅からの道のりがわかりづらいので大まかに書いておきます。駅の前にある横断歩道を渡り右へ行きます。少し歩くと左へ曲がる道があるので左へ。
しばらく道なりに進みます。
コーヒーショップが右手に見えてきたら横断歩道を渡り写真中央の車が出てきた道を進みます。
再び緩やかな上り坂を直進します。
本当にこんな道であってんのか?と不安になりますが、正面に山が見えるので気にせず進みましょう。
ほらあってるでしょ!
徐々に傾斜がきつくなる舗装道を進むと神戸高校が出てくるのでその脇を進んでいきます。
急に道が山麓リボンの道という謎の道に変わりますが、無視して進みます。
すると何故かペット霊園が目の前に、、、
完全に間違えた、、、と思ったけど登山道がありました。
これって正規の道なのか??とにかく私はこのルートで行きました。
本日のコースタイムです。
10:45上野道登山口→11:30→虹の駅(ケーブル)→12:11摩耶山山頂→12:16掬星台→
13:06旧天上寺跡→13:46上野道登山口
行動時間3時間1分 (休憩時間30分含む)
夜だったら少し不気味な裏山感のある道を進みます。
階段で古い砂防ダムを乗り越えていきます。
微妙な沢?沿いの登山道を進んでいきます。
最初は本当にこの道で摩耶山行けんのか?と思いましたが、意外と整備されていました。
しっかり標識が出てきました。これで一安心ですね・・・
森林公園のような道が続きます。
左手の階段が進行方向ですが、正面に展望の良さそうなエリアが見えます。
行ってみましょう。
神戸市街が見えました〜!神戸高校の校庭も見えますね〜。
ベンチに座って景色を楽しんでもいいかもしれませんが、標高を上げればもっと良く見えそうなので先に進みます。
こ、これは怪しい・・・ていうよりは怖い。武器はどこかにないだろうか?
幸い地面には大量のどんぐり爆弾が。
ご丁寧に中に変質者がいるのを教えてくれてますが、この赤スプレーで落書きしたお前も十分変質者だよ。
イノシシが街中に普通にいる件。こっちのが怖いね。
お見苦しい画像が連発したので口直しに花を。
そして何故か山中にある鉄棒。未来の金メダリストがここから生まれる・・・訳ねーだろ。
工事中の橋の下をくぐって今度は工事中の橋を渡ります。
すると広がる神戸シティを一望できるロケーション。
海に浮かぶ工場地帯。夜になればそりゃあ素晴らしい夜景が見れるんでしょうね〜。
工場夜景っていいよね〜、船で行くツアーとか行ってみたい。
再び登山道へ戻ります。
これは高山植物なのか?
分岐に到着。ベンチも多いしここも初心者には優しい登山道ですね。
季節も冬に移行中、落ち葉の絨毯の上を進んでいきます。
この山も低山特有の電線や鉄塔に侵食されている山である。
人工物があると景観を損なうからと嫌がる人もいますが、個人としては山深い奥地になんでこんな物が??的な感じが好きなのであまり気になりません。
確かに行けそうな道が続いてますが、ダメ。
たった2文字で解決するのがいいですね。会議の資料も2文字で済めばいいのにね。
完全な赤ではないですが、いい感じに紅葉しています。
トマトの青い部分が少し残ってるのと同じですね。
摩耶山は割と分岐の多い登山道です。最終的には山頂に行き着くので、ここは虹の駅方面を進みます。
少しすると謎の廃屋が登山道脇に登場。
完熟トマトのような紅葉。
さっきからトマトを例に挙げてますが、私トマト食べれません。
朽ち果てた家屋の大きさからして何かのお店だったんでしょうかね?
時代から取り残されて時が止まったような空間である廃墟は結構興味をひかれたりする。これも山中になんでこんな物が??という好奇心をくすぐりますね。
樹林エリアを抜けると道端にあるゴリラの顔をした木がお出迎え。
なんとも不思議な木である。人によって見え方が違うと思いますが、私はゴリラにしか見えませんでした。
標高の低い山なので低山植物即ちただの植物ってことですね。
虹の駅に到着しました。これを使えば山頂まで楽に行けるってことです。観光客用ですね。
ここからは良く舗装された道を進んでいきます。
椿がたくさん咲いている。
とぐろ巻いてる蛇に実際出会ったことがない件。
蛇に遭遇すること自体があんまりないんだけどね。
虹の駅から1分ほど歩くと、、、
虹の駅が、、、あれ??と一瞬錯乱しますが、ここはロープウェイ乗り場。
さっきの駅はケーブルカーの虹の駅です。
摩耶ケーブル駅→虹の駅(ケーブル)→徒歩1分→虹の駅(ロープウェイ)→星の駅(山頂)と乗り継いで行くみたいですね。
ロープウェイ乗り場を後にして進んでいくと神社の参道のような道が突如出現。
登り切ると神社は無く、平坦な道が続いています。
ここは以前は立派な宿泊施設があった模様。こんな大きな建物があったとか昔の摩耶山がどのような山だったか気になってしまう。
摩耶観光ホテルっていう有名な廃墟もあったりと、栄えていた時代の摩耶山を是非見てみたかった。
これも建物の残骸ですね。
ところどころに、摩耶山の歴史を知ることができるプレートがあるので、古き時代の摩耶山を想像しながら歩いていきます。
道も緩やかな上り坂が続いているだけなので、のんびりと妄想に浸れます。
ところどころ木々の隙間から神戸市がチラリズム。
山頂も近いのか、登山客も増えてきました。
山頂まで700mの標識が出てきました。
この立派な門は旧天上寺の仁王門で、旧ってことは今の天上寺は別のところにあります。
今でも現役で使用可能なくらいしっかりした門が残ってます。
肝心の仁王像はお出かけ中でした。どうやら現天上寺にいらっしゃるようで。
旧天上寺は燃えて消失していたんですね。摩耶山、山深くは無いけど奥深い。
今は無き旧天上寺跡を目指すために石段を駆けあがらない!
ゆっくり登ります。
駆け上がると後悔する石段が延々と続く。
汗だくになりながら登り続けやっと階段地獄のゴールが見えてきた。
同じ苦行を味わった若い兄ちゃんと「やっとついた」と喜びをシェアしながら階段を登りきった。
知らん人とも普通に会話してしまうのが登山の楽しみでもありますね。
街中ではありえませんね。
登りきった先は広場になっていました。観光客も多数見受けられます。
分かっちゃいたけど、何もないのよね〜。
奥之院跡も安定感抜群の何もなし。
摩耶山の展望台である掬星台まで残り300mまでやってきました。
立派な鳥居が出てくるので裏側へ回ると、、、
摩耶山山頂に到着しました。山頂の標高は702mで三角点は698.6mってことみたいですね〜。
その三角点がこちら、しっかりとタッチする。特に展望も無いので、写真を撮ったら掬星台へと向かいます。
何故かいきなり爆発的に登山者が増えました。
この日はどうやら六甲全山縦走大会という六甲山地を愛する人々の祭典が行われていたようで、掬星台の広場は武道館のライブ並みに賑わってはいませんでしたが登山者で賑わっていました。
どさくさに紛れて?ってわけでも無いがホットレモンを配っていたので、いただきました。この日の掬星台は風が強くかなり冷え込んでいたのでこれは非常にありがたかった。
掬星台の看板は、日本三大夜景という称号をもつ摩耶山をイメージした星がちりばめられていました。
摩耶ロープウェイの星の駅もここにあります。
二階には「モンテ702」というお店とカフェがあります。
あまりにも風が寒いので、「モンテ702」でバッジを購入。カフェであったかいご飯にありつこうと思いましたが、店内は混雑していたため断念しました。
というわけで展望エリアに向かいます。
天気は生憎の曇天ですが、眺めはかなり良いですね。
工場地帯の中を一本の道路が走っています。これは阪神高速の湾岸線で仕事であそこを走った時は、摩耶山はどれだ?とキョロキョロしていたのを思い出す。
摩耶山の紅葉のピークはまだ先なのか?緑色が多い気がした。
神戸の美しい景色をずっと眺めていたいところですが、本当に寒いのよ。
ということで撤退します。
あまりに寒すぎるのでロープウェイでドロン作戦を展開してやるぜ!!!
即席で立てたチキン戦法は通用しないってことですね。
即席で食べたチキンラーメンってうまいですよね。
標識がありすぎてどこから来たのか一瞬わからなくなりますが、上野道、青谷道方面へ進みます。
延々と続く石段が今度は下りで待っています。
山頂エリアの混雑っぷりが嘘のように静かな山歩きが戻ってきました。
首を斜めに傾けたような不思議な道を行く。
世の中では貯金を強要するリスが増殖していますが、これは火消しリスですね。
なんか、名物看板らしいですよ。関西の山にはいっぱいあるらしい?
ペット霊園のあるスタート地点まで戻ってきました。これにて登山完了。
登山後の必須事項である風呂探しの幕開けです。
神戸市の消火栓の蓋が夜景になってました。洒落てますね。
王子公園駅付近まで戻り、小さな商店街を突っ切るように進んでいきます。
商店街を抜けた先にある灘温泉に立ち寄りました。金額は420円で下町の銭湯を少しグレードアップした感じでした。サウナ、露天風呂、電気風呂もありましたよ。
背中にお絵描きしてるおじさんが多くてちょっと怖かったけどね笑
◎まとめ◎
摩耶山は日本三大夜景で名前が知られていますが、歩くことで昔の摩耶山の歴史を知ることができました。
登山としては、関東の低山を歩くのと同じような感じでしたが、掬星台からの眺めは神戸の街を一望できる素晴らしいものでした。
これは夜景が素晴らしいのは見なくても容易に想像がつきます。
ナイトハイクするのもありだな、と思いましたがペット霊園スタートなのでちょっと怖いですね。
ケーブルカーとロープウェイを併用すれば楽に来ることができますし、下から登れば適度な山歩きを楽しむことができるので、自分の体力にあわせて挑戦してみてください。
摩耶山登山 〜おしまい〜