山と犬と挽肉と

やけんの外遊びを綴ったブログです。

私の大阪滞在記〜回想録其ノ壱〜【金剛山登山】大阪府民憩いの地を歩く。

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元気ですかー!!やけんです。

前の記事でもお話ししましたが、転職しました。

新入社員となった私は会社指示で2ヶ月間の大阪研修となりました。

こんなチャンスはまたとないので、山に登ろう!!と思ってましたが、慣れない仕事に疲れてしまい登った山は天保山のみというネタレベルの登山しかしていませんでした。

こんな事ではいけない、登ったるで〜!!

というわけで大阪府民に愛される山である金剛山を登山してきました〜!

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金剛山大阪府奈良県にまたがる金剛山地の主峰であり、大阪府最高峰の山である。

標高は1125m、金剛山ロープウェイを使う事で気軽に山頂まで訪れる事ができ登山者や観光客、地元のおっちゃんやおばちゃんにも愛されている山である。

真冬だと氷瀑とかで有名ですね。

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2016年11月20日 天気は曇り

私の大阪登山基地でお馴染みの北信太(きたしのだ)を出発する所から始まります。

時間は朝の6時半と登山にしてはゆっくりの出発です。

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慣れない関西エリアの路線に乗りたどり着いたのは、河内長野駅

北信太駅からは45分ほどでした。

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河内長野駅から金剛山ロープウェイ行き(3番乗り場)のバスに乗ります。

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河内長野から金剛山まではバス以外でも行けそうな感じの観光マップもありましたが、

徒歩で行くのは現実的では無いです。

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3番バス乗り場は8割が登山者であろう姿をした人々が集まっていた。

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バスに揺られ30分ほど走ると金剛山登山口バス停に到着。そのまま乗り続ければロープウェイで楽勝登山が可能となってます。

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それでは本日のコースタイムです。

8:52金剛山登山口→9:24五合目→9:57金剛山山頂→10:49山頂出発→11:26金剛山登山口

行動時間2時間34分(休憩時間50分含む)

登山としては軽い方ですね。それでも久々の登山と階段地獄で翌日に激しい筋肉痛になったのは事実である。

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まずは舗装道を進んでいきます。私が今回歩いたルートは千早本道登山道と言われる金剛山では一番メジャーなルートである。

まさか大阪最低峰の次が大阪最高峰の登山になるとはね。

全然意識してなかったな、、、ブログ書いてる今気づいたわ。

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なんか怪しい風呂屋みたいなのがありますがそのまま道なりに進みます。

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11月も後半に入っているのでこのように麓も紅葉している木が多かった。

サイクリングしてるお兄さんもカメラで景色を撮って楽しんでいました。

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車できてる人もたくさんいるようで駐車場はほぼ埋まっていました。

さわやか三組ならぬさわやかトイレがここにあるので、心配な方は用を足してから行かないとさわやかどころか脂汗でギットギトのマシマシの人間ラーメン二郎になるでしょう。

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道端の用水路の超小型水車が勢い良く回っていました。

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少し歩くといい感じの売店が登場します。

金剛山名物の回転焼と謎の装備マジックアイゼンが私を誘惑しますが、華麗にスルーして先を進みましょう。

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しばらくはこのように舗装道が続きます。高尾山もこんな感じで舗装道歩きますね。

関西版の高尾山いや関東版の金剛山が高尾山?どっちでもいいや。

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私、やけんと人に飼われた犬とのデットヒートが繰り広げられます。危うく四肢で走るところでしたが、山頂で待つ警察に連行されてカツ丼を食べなければいけなくなるのでやめておきました。

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関東も関西も低山は同じような感じですね。

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水場があるので忘れたドジっ子ちゃんも安心ですね。

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お地蔵様がいました。

「しあわせってたどりついたところに有るんじゃなくてたどり着こうとして努力している期間を言うのじゃないのかなぁ」

とありがたいお言葉が札に書いてありました。みつをっぽいですね、、、

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看板の感じからここに昔は千早城という城があったのでしょうね。

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登山道を歩き始めて理解しました。

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あ〜階段系登山道ね。

丹沢のバカ尾根を彷彿とする延々と続く階段の登り。

それがこの千早本道である。時間が短い分マシだけどね。

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二合目に到着。次の三合目までの間隔が短いのは容易に想像がつきます。

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再びお地蔵様登場。

「無理しなくてもあなたのいいところ私はいっぱい知っています。おはようとさわやかに言えたら今日も素敵な一日です」

寂聴さ〜ん!!と叫びそうになるありがたいお言葉が書いてありました。

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は、はい。

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ゆるやかな登り道。落ち葉でふかふかな道を進む。

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登山道が右と左にわかれています。常連ぽいおっちゃんに聞いたら「金剛山は左の道は楽な遠回りで右がキツイ近道」らしい。

問答無用で右ですね!

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三合目に到着。登山者にすれ違うすれ違う。

ジョギングするのと同じ感覚で訪れている人が多いんだろうな。

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すぐにやってくる四合目。

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木々の隙間から紅葉を見ることができますね。標高も低いのでまだまだ秋を楽しめますね。

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五合目に到着です。ここでもう半分くらい来たことになります。

「ぜぇ、、、ぜぇ、、、楽勝じゃん、、、」

普通にばてました。

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五合目ではウルトラマンとバルタン星人が迎えてくれます。

人生も山も苦しみも喜びもあと半分会という秘密結社から奉納されたもののようです。

こういうのが大阪っぽくていいねぇ〜。

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まだまだ続く階段道。

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毎度、議論?される0.5合は必要なのか?の件

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見上げると幻想的な雰囲気。

うんうん。ガスってるよねこれ。

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山頂の展望が皆無であることがここで約束されました。

ありがとう(ばかやろう)

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ここでもありがたいお言葉をお地蔵さんが言ってますが、何が書いてあるかは自分の目で確かめてください。

金剛山簡単なので初心者の方も是非登ってみてください。

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よくかがんで低い位置からカメラで撮ったりしますが、結構足を破壊してきますね。

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急な階段はうんざりしますね。これを見れば危険箇所など無いくらい整備されているのはお分かりでしょう。

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七合目に着く頃には地面がウエッティになるくらい霧雨とガスに登山道が包みこまれていました。

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整備用の材木が置かれてんのかな?

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全部で十三体いるようですが全部見つけることができなかったな。

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おっちゃんとか慣れてんのかすっごい速いです。それとも私がばててスピードが上がってないだけ?

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でっかい石碑、楠公とは南北朝の武将、楠木正成公のことらしい。私はピンと来ませんでしたが、地元の方々からは楠公さんと親しみを込めて呼ばれているらしい。

千早城楠公さんの城みたいです。

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材木置き場でお馴染み?の八合目もとくにこれといったものが無いので通過します。

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濃くなるガスと薄くなる展望の期待。

って諦めてますがね。

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ラストは九合目と相場が決まっているってもんよ。

セミファイナルって感じかな。

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やってきた九号目は選択方式。おっちゃんの言う通りここも右のほうがキツイ。

とりあえず生でと同じ感覚でとりあえず右へ。

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きっつい近道を突破すると広場にたどり着きます。

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金剛山には金剛練成会員と呼ばれる人々がたくさん登山を楽しんでいます。この金剛練成会は宗教団体らしいですね。

看板には登った回数ごとに名前札が並んでいます。

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9:57 金剛山山頂に到着しました。関西山ガールの二人に撮ってもらいましたが、そこそこウケてました。

「母さん・・・関西でもやっていけそうです。」

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ここから本当なら大阪平野が見渡せるとか。見たい方は金剛山を登りましょう。

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ガッスガスだろうが山頂は元気な登山者で賑わっていました。

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山頂は広くて神社とか売店とかいろいろあります。

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ということで気になる売店へ。あの赤提灯は、、、

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おでん最高やん。

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山頂でおでんとビール。うまいに決まってるよね。

手軽に登れるので、山頂でゆっくりできるのも魅力ですね。

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カエルの石像。ガマの油でも名物なのか?筑波山みたいに。

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金剛山には最新のテクノロジーを駆使した画期的な装置が設置されていました。

なぜお地蔵様の口に缶をくっつける仕様にしたのか甚だ疑問である。

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奥ではお守りやおみくじを売ってるみたいですが、売店でバッジを買ったのでそのまま撤退します。

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なかには登山回数1万5千回を越える猛者もいるようです。

金剛山には登山回数カード(有料)というものがあり、登った回数に応じてバッジが手に入ります。回数が多ければバッジも豪華なものになっていくという面白い仕組みだなぁと思いました。

金剛山にまた登りたくなるのもこれなら納得ですね。

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さて、下山します。登山口まで3kmを行くのですが、下りだからと調子に乗ってスピードあげると膝が壊れるのでゆっくり下るのが正解です。

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ぬれた登山道、足元に注意しながら下ります。

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下ってくると濃かったガスもなくなりました。

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40分弱で下れてしまうので日々のトレーニングとかにももってこいですね。

私はやりませんが、、、

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11:26 金剛山登山完了。お疲れさまでした。

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さて下山後は温泉へ。やってきたのはここ!ではなく

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天然温泉「風の湯」へ。

ここで注意が、ホームページの地図を見た感じ歩けそうだったのでバスを使わずに行ったら1時間くらいかかりました笑

河内長野駅の4番のりばからおとなしくバスで行きましょう。

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金額は650円で露天風呂もあり綺麗な施設でした。

帰りはもちろんバスに乗りましたとさ。

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◎まとめ◎

金剛山は2時間あれば山頂を踏んで下山する事が可能な、お手軽な登山を楽しむ事ができる山でした。

天気は生憎でしたが、簡単に登れるので地元の方や関西圏の方はピンポイントで好天日を狙って登るのがオススメです。

山頂の売店でのんびりするもよし、ダイエットの為に毎日登るのもよし、金剛練成会に入会して錬金術士として国家に仕えるもよし、自分のスタイルにあった金剛山を楽しみましょう。

 

以上大阪よりやけんがお送りしました。