山と犬と挽肉と

やけんの外遊びを綴ったブログです。

【八海山日帰り登山】少年時代の思い出の地はぶっとんだ山だった!!

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毎度どーもやけんです。

私事ですが、少年時代はきまって冬休みに年越しスキー旅行に家族で行っていました。

そこで必ず訪れていたのが八海山スキーです。厳しい父親の指導のもと運動神経の悪い私は怒られながらスキーをしていた記憶があります。

それでも楽しかったのは斜面を駆け抜ける爽快感、真っ白いゲレンデと流れる音楽、リフト乗り場の「キンコン!」て音、昼飯のレストハウスのカレー、旅館の温泉、温泉後の部屋で花札

花札??どうりで小さい頃から花札ができたわけだ。

私は知らずにスキーで体を鍛え、花札で頭を鍛えるという英才教育をうけていたのであった。

その甲斐もあり今日まで特にこれといった秀でた能力もなくこのような訳の分からないブログを書き綴っている次第であります。

そう!今回の話はそんな思い出の地である八海山に登山という新たなスタイルで私が挑んだドキュメンタリーである。

あ、好きな花札の柄は「松に鶴」です。

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八海山は標高1788mの岩峰群で、最高峰は入道岳です。

その名は日本酒としての方が知名度も高く「八海山」で検索してもトップにくるのは日本酒のサイトであったりする。

越後駒ヶ岳・中ノ岳とともに越後三山と呼ばれ親しまれています。

日本200名山ブランドも持つ八海山ですが、山頂からの稜線は岩峰群になっており、垂直に近い鎖場が連続するスリリングな山だったりする。

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2016年9月3日

突然ですが私、仕事辞めました。

正確には転職しました。出来れば遊び人に転職したかったのですが、、、

ということで会社の仲間が送別会を開いてくれたので送別会終わりにそのまま野人ハッシーと新潟県を目指します。

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飲み会で山部メンバーの数人をハッシーが送迎してからの関越道です。

通り道とかじゃなく全然違う方向に送迎したからな、、、あいつら、、、

まぁ、その図々しさが北千住山部っぽいけどね。

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学生時代にスノボーやりによく行ったガーラ湯沢を通り過ぎます。

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高速を降りてしばらく進むと見えてきました八海山。

そんなことより、飲み会の刺身が良くなかったのか腹の調子がすこぶる悪い・・・

これは嫌な予感しかしない。

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7:15 八海山ロープウェイの山麓駅駐車場に到着しました。

もう速攻でトイレですよ!食事中の皆さんすいませんねぇ

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職場の皆さん、ありがとうございます。山登りで使える品々ばかりで嬉しいです。

大事に使わせてもらってます。

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土曜日ということもあり駐車場にはそれなりに車が停まっていました。

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何故かライオンズカラーのゴンドラは土日は8:00からの営業なのでしばし準備をして待ちます。

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八海山ロープウェイのマークがサイコパスのうさぎにしか見えないのは私だけでしょうか?

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さっそく日本酒八海山が売ってます。私は日本酒飲めませんが、家族に買って帰りました。

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八峰の形状がすごいのが地図からも伝わってきます。

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ロープウェイ往復券の金額は1800円と割と良心的な価格。標高をそんなに稼がないからですかね?

標高を金で買う、、、それがロープウェイだ!!!

紅葉の時期だと2100円です。

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さて、腹の調子が気がかりですが、山頂駅を目指しましょう。

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ロープウェイからも八海山の山頂が見えます。

お分かりだと思いますが、ギザギザしてる部分をこれから歩きます。

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9月に突入し秋の気配を感じるようになってきた今日この頃。

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八海山は古くから霊山として崇められてきたそうで八海山大神という神様をどうやら祀っているそうです。

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それでは本日のコースタイムです。

8:34山頂駅→9:15女人堂→9:54薬師岳→10:00千本檜小屋→11:12地蔵岳→12:14大日岳→

12:56入道岳→13:38迂回路分岐→14:22千本檜小屋→15:20女人堂→15:58山頂駅

行動時間7時間24分 (うち休憩時間1時間40分)

今回は腹痛で足止めくらったので休憩時間が多いです。

登山時間は6時間弱くらいですね。

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さっそく登り始めます。まずは避難小屋を目指します。

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で到着。早っ!!!

標高が1165mだそうです。いい老後ねぇ、、、私としてはじいさんになってものんびり山登りできたらいい老後ですね。

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八海山大神と木花咲耶姫命にどんな関係があるのかは知りませんが祀られています。

MPの高そうな僧侶がおそらく八海山大神でしょう。

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巻機山で恐怖を覚えたクマの看板がここにも。

これから登る山も危険な香りがしてますがね、、、

 

kitasennju-yamabu.hatenablog.com

 

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序盤は樹林の中を登り標高を稼ぎます。

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天候は良好で絶好の登山日和なのは間違い無いのですが、腹の調子が未だに悪いというより悪化している気がする。

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15分ほどで四合半の標識に到着。

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ハッシーは軽快に進みますが、こっちは腹痛が悪化して冷や汗かきながら進みます。

自分のペースを保てず開始早々にバテバテになってました。

これは、非常にまずい。

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漕ぎ池は無視!

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胎内くぐり。気になるけど無視!

私の体内がそれどころじゃないのである。

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簡単なハシゴ場がありました。難易度は前菜レベルです、ここでビビってるようでは八海山攻略は無理ですね〜。

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高台に建物の屋根のようなものが見えます。

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立派な石碑が建っています。霊山特有の仏像や石碑がたくさんあるので、見所は満載ですね。

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女人堂に到着、休憩してる人たちで賑わってましたが我々は先を急ぐ。

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八海山も樹林帯が少なく、展望は開けているところが多く歩いていて楽しいです。

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看板を右折して薬師岳(八合目)を目指します。

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魚沼シティが眼下に広がっている。

そこにウォシュレット付きのトイレが沢山あるんだろうなぁ、、、

今一番行きたい場所です。

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正拳突きをかましたのでしょうか?タヌキが力尽きていました。

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看板通りの急な登りもあと僅か、長めの鎖場が登場します。

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鎖に頼らずに登れるレベルです。不安な方は鎖を補助に登れば簡単に登れます。

私も鎖をつかむと力んでしまいバイオハザードが発生してしまうのでささっと鎖なしで行きました。

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鎖を登りきった先は、宣言通りの薬師岳山頂です。鐘をならして先へ進みましょう。

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なんだあのもっこりは!!!

正面に見える地蔵岳に興奮を覚えつつも、冷静に思った。

「腹痛が限界に近いんじゃ、、、」正直これ以上悪化するようならハッシーだけ先に行ってもらい私は下山しようと思っていた。

そう、駐車場にはウォシュレット付きのトイレがあるのを私は知っていた。

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赤とんぼも飛び回り秋の便りを感じながら登山を楽し、、、めない!!

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10:00 千本檜小屋に到着。

なんとかトイレにありつけた、、、綺麗ではないトイレだが私にとってはそんなことはどうでもいい。とにかく助かった、、、、と思ったのもつかの間!

「こ、、これはトイレットペーパーがなぁぁぁぁぁぁいいいい」

とりあえずする前でよかった。いつもは持ってくるのに今日はトイレットペーパー持ってないし・・・。

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とりあえず錯乱した私は、何故か看板を眺める。このまま続行は無理!

ここで名案を思いつく。

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小屋の外では休憩をしている人たちが多数いました。私は少し大きめな声で叫びました。

私「あ〜、しまった〜!!トイレットペーパー忘れちまった〜」

そうです。他力本願作戦です。

「し〜ん・・・・」

作戦失敗。まぁ、そうだよね人の世なんてこんなもんだよね〜・・・

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怒った私は国を滅ぼし魔王軍の仲間になったりはしませんでしたが、どうしましょうかね。

と、ここで救いの手を差し伸べたのはハッシーであった。

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ハッシーはいきなりポケットティッシュを差し出してきました。

「小屋番さんに聞いたら売ってくれましたよ。」

え?マジで??

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メニュー表にはないぞ。裏メニューだな、、、とにかく助かりました。

カレー食ってる人本当にごめんなさいね。

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小屋番さんが神様に見えたので予備にポケットティッシュを買い、山バッジもいただきました。

腹痛も治まりいけそうな感じがしてきました。

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千本檜小屋からは越後駒ヶ岳が正面に見ることができます。

あの山頂へもなかなかに長い道のりだったな〜。

 

kitasennju-yamabu.hatenablog.com

 

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休憩をしたことで調子も戻ってきたので出発です。

危うく下山手前まで追い詰められましたが復活?しました。

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地蔵岳への道のりは早くも岩だらけのアスレチックコースとなります。

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うおおお〜!どこから登るんだ??と思ってしまいますが、画面中央に人が見えます。

少し右側を巻きながら登っていくようですね。

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白い花、似たような花がたくさんありますが葉の形状からしてオオハナウドかと思います。

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ミヤマアキノキリンソウかな〜。

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地蔵岳への取り付き、ここも鎖はあっても使わずいけます。

ストックは邪魔なのでしまったほうがいいと思います。

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まずは地蔵岳へ登頂完了。ここも展望は抜群です。

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巻機山方面、右端の方に見えるのは魚沼盆地です。

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地蔵岳の名前の通りお地蔵様もいらっしゃいます。

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次に向かう不動岳が正面に。

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鎖場百人組手と言わんばかりの鎖の応酬。た、楽しい〜

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軽く鎖と戯れると不動岳に到着です。

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不動岳は色々と詰め込んだ感じの賑やかな山頂です。

後ろの像は八海山大神なのかな?かっこいいすね〜

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黄緑色の部分は水田ですかね〜。おいしいコシヒカリをありがとうございます。

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次のピークがとんでもない形状をしていました。まるでゴジラの背のような姿に驚きつつもワクワクしてしまいます。

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着地点がよく見えないですが、ここを下っていきます。不動岳までのなんちゃって鎖場とは違い難易度が上がりました。

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しっかりと足場を確保しながら下ります。足をかけられる部分は全然あるので、一歩一歩着実に進んでいきましょう。

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垂直に近い鎖場が続きます。

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青い空と鎖とハッシー。躍動感ある姿が撮れました。

野人ハッシーも鎖場好きでよかった。ハードコースは誘ってもなかなかきてくれない人が多いですから、、、

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あれ?五大岳??七曜岳じゃないの???とお馴染みのやりとりをしてみました。

他のブログでもチェック済みですが、ここが七曜岳で合ってるみたいです。

別名称かなんかでしょうか?

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不動岳からやってくる人々、こんなところで鎖場渋滞になったら大変ですね。

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左側が切れ落ちた道を行きます。高度感がハンパないっす!!

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次なる白河岳はもうそこなのだが、やはりどうやって登るんだ?という感じは否めない。

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鎖で下ってまた鎖で登る。アドレナリンが出るわ出るわ〜

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鎖場ラッシュの登山道は登りごたえ抜群でもっと鎖場をくれ!!と欲してしまうくらいです。人を鎖場ジャンキーに変えてしまうようなスリリングな道ですね。

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越後駒ヶ岳とハッシー。私が登った時は雪渓が残っていて見た目がかなりかっこよかったな〜。

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断崖絶壁のトラバース、高所恐怖症にはたまらないなここは、、、

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足を踏み外したらジ・エンドですね。

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トラバースゾーンを越えれば白河岳の山頂はすぐそこ。

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白河岳に、、、本当に白河岳なのか??石碑になんて彫ってあるのかは不明。

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越後駒ヶ岳は圧倒的な存在感を見せつけていた。

2ヶ月くらい前は向こうからこっちを眺めていたんだよな〜。その八海山の姿に魅せられて登りたいと思ったのであった。

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そして中ノ岳、せっかくだし越後三山コンプリート狙うなら登っておきたい山。

ちなみに日本200名山の一角でもある。

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さてさて、次のピークは手前が釈迦岳で奥が摩利支岳といったところか。

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鎖場を行く先行者、結構お年を召した方も多く鎖場は腕力だけで登るものでは無いというのを改めて思い知らされます。ゆっくり確実に下りて行ってました。

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もう見てください、釈迦岳への最後の取り付き完全に垂直ですよね〜。

こんなん登れんのか?と一瞬躊躇しますが、岩場自体のグリップは良く意外と登りやすかったりする。

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そして登りきった〜釈迦岳!!ん??白川岳???

という茶番は置いといて、これも他のブログでも疑問になっていた「釈迦岳登ったら白川岳やん事件」である。

ロープウェイのクレイジーラビットと本当に七曜岳?に次ぐ八海山七不思議の一つとしよう。

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次に見えるのが摩利支岳なので、ここが釈迦岳なのは間違いなさそうですね。

それでは摩利支岳へと向かいましょう。

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これもまたぶっとんだ岩場を行くようですね〜。

先行者が頂上にいるのが見えます。

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数少ないエスケープルートがここにありましたが、ここまで来て引き返す訳がない。

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長めの梯子を登っていきます。個人的には鎖より梯子の方が厄介なことが多い気がします。特に下りでの梯子は状況によっては難儀します。

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もうちょっとのことじゃ驚かない、、、垂直鎖場に慣れてきてしまっているのは私だけでは無いはずです。

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ハッシーも余裕でカメラにポーズできるレベルですね。

私も鎖場の途中でも写真撮影できるレベルです。

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これで6つ目の摩利支岳、八峰攻略も終盤を迎えます。

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次のピークは剣ヶ峰ですが、これがまたどこだったのかわからん。

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おそらくだけどこのおじさんがとりついてるのが剣ヶ峰だと思います。

やばいところを進んでいますね〜、、、初めて山登りする人とか連れてったらダメなやつだわこれ。

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この剣ヶ峰と思われるところを越えた後が八海山の核心部ではないだろうか?

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断崖絶壁を鎖トラバースからの、、、

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垂直梯子with垂直鎖

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高所恐怖症の方は下を見ないようにしましょうね。

私はついつい下を見てしまうんですけどね〜。うっひょ〜!!ってなりますよマジで。

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と、無事に鎖場を突破すると何かが建っています。

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後ろ姿がビリケンさんなちょっとかわいらしい八海山大神がいらっしゃいました。

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八峰の終着点、大日岳に到着である。

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なんとなく送別会でいただいた花束をザックにぶちこんで登ってみましたが、墓前に花を添えてる感が否めません。

とりあえず別の使い方を考えました。

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八海山大神にプロポーズしてみました。

「・・・・・・」

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茶番はそこそこに先を進みましょう。もう終わりじゃないの?と思ったあなた。

ドラクエバラモスを倒したら終わりでしたか?ノーノー、ゾーマさんがいますよね?

山でも例外でなく裏ボスがしばしば居たりします。

最高峰の入道岳がこの奥にあるんじゃい。

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そして大日岳から入道岳への下りの鎖場がまた着地点が見え無いんで苦労してる人が多かったです。

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下から見上げるとこんな感じですね〜。一人が降りきったら声をかけて次の人が降りるスタイルです。

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注意喚起の看板、飲酒者って、、、千本檜小屋で八海山販売してたような。

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幸い入道岳は岩場ではなく痩せ尾根を進む安心登山道でした。

奥ののっぺりしてるところが山頂ですね。

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これは何の花かわからなかったな〜

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大日岳から20分ほど歩くと入道岳に到着です。

ほほぅ丸ヶ岳ですか、、、入道岳=丸ヶ岳って事ね。

地図と名前がかみ合わ無いそれが八海山です。

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この入道岳が八海山の最高峰ですが、大日岳を最高峰としてる説もあるらしいです。

まぁどっちも登ればいいんじゃない?そんなにここまで遠くないし。

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入道岳からの展望もまたよかったんだな。

正面に見えるあの鋭角なシルエットは荒沢岳ですね。

八海山・越後駒ヶ岳・中ノ岳→越後三山

荒沢岳・越後駒ヶ岳・中ノ岳→裏越後三山

とくくられていたりします。

裏越後三山縦走も今後やってみたいリストに入ってたりします。あのカッコイイ山体を見せつけられたら登りたくもなるもんだ。

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左が越後駒ヶ岳、右が中ノ岳、正面奥が荒沢岳と裏越後三山を一望するとこんな感じになります。

ということは裏越後三山を縦走するというのがいかにハードなのかも分かりましたね。

基本は1泊2日かな。

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鎖場の緊張感も緩みのんびりと休憩中。

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大日岳までで引き返してるみなさん。入道岳も行ったほうがいいですよ。

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突破してきた八峰を眺める。とんでもないとこ歩いてきたんだな。

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さて、今度こそ戻りましょう。

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大日岳方面に戻る稜線歩きはなかなかのものでした。

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ここだけ、片側切れ落ちてるので注意が必要です。

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続々と八峰方面から登山者がやってきます。

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すれ違うのも大変なので、帰りは迂回路を進みます。

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大日岳の全貌、改めて見るとデカッ!!!その一言につきます。

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迂回路は我々に序盤から藪漕ぎ風な梯子下りを要求してきます。

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梯子ボロボロやん。

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ちょっと待て!これ本当に迂回路か?

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自分の体の幅より狭い道を歩かされたりします。

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鎖場も普通にあるし、気のせいかこっちのほうが難易度高くね??

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難路に決まって見かけるトラウマ系高山植物アザミさん。なにアザミなのかそっぽ向いてるしわからん。

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眺めは「最高ですか〜」と某宗教団体の名言を連呼したくなってしまうくらい良いのですが、、、滑落注意な登山道が続く。

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そびえ立つ八峰を下から見上げる。青い空が美しい。

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迂回路のレベルがぶっとんでます!全然エスケープできてねえ!!

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先行してたおばちゃんとかも迂回路を進んでいたが大丈夫ですかね?

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魚沼盆地が一番よく見えるのは迂回路からでした〜。

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この先の道はどこへ??

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下にありました〜!結局、垂直の鎖場地帯を行かなきゃならんのね〜。

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完全にお気楽下山モードで油断していましたね。

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誰か〜!迂回路の迂回路を作ってください。

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鎖と崖に悪戦苦闘しながらもようやく千本檜小屋まで戻ってきました。

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小屋の前で休憩しているおばちゃん達も無事に迂回路を突破したようで。

「迂回路のほうが危ないわね」とかなり話が盛り上がりスイカまでいただいちゃいました。

その節はありがとうございます。

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八海山大神に無事に戻ってこれたことにお礼をしてロープウェイを目指します。

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もう屁レベルの鎖場に見えてきますね。って油断してると痛い目をみるので最後まで気を抜かずに下山しましょう。

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行きで見落としてた5合目の標識がこんなところに。

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ロープウェイまであと少し。

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小刻みなアップダウンが続く、そういや行きはそれどころじゃなかったから記憶があまりないのかな。

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謎の電波塔が見えてきました。こんなところ通ったっけ?

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15:58 八海山登山完了。

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無事に帰ってこられたことで安心した私は力尽きました。

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お土産屋で日本酒八海山をゲットしたのは言うまでもない。

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土産屋の外に八海山冷水なるものが。

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冷えててうまし!腹痛に怯えながらの日々ともおさらばだ!がぶ飲みしてやったぜ〜

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グッバイ八海山!また来るぜ!!

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巻機山登山でもお世話になったユングパルナスで汗を流しました。

金額は900円と割高ですけどね。

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谷川岳SAなどに寄り道しながら帰ります。

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最後は上里SAのラーメン屋「那の福」で油を補充して自宅に送ってもらい解散となりました。

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◎まとめ◎

八海山は厳しい岩場が続く鎖場天国でした。アスレチック好きやスリルを求める変態の方々にはお勧めできる山であるのは間違いないでしょう。

高所恐怖症の方にはあまりお勧めはできませんが、鎖も足場もしっかりはしているので思ったほど難しくもないかと思います。

かく言う私も他のブログとかを読んでいた為、登る前からハードルを上げすぎたこともあり、本音言うとそこまで危険度が凄まじいというほどでもなかったです。

とは言え垂直の鎖場に断崖絶壁が連続すること、迂回路が迂回路のレベルを振り切っていた所などは十分ぶっ飛んでいたかと思います。

霊山なこともあり仏像なども多く見所もたくさんあり、展望も越後駒ヶ岳や中ノ岳、荒沢岳などを間近で楽しむことができます。

少年時代の思い出を振り返ることができ、個人としては大満足な登山だったです。

今回の教訓はやはり「トイレットペーパーは忘れるべからず」でした、、、

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八海山思い出登山   〜おしまい〜