野人と行く限界ギリギリの無謀な旅Ⅳ【八幡平散歩】原始の森歩きと東北観光
こんばんちゃ!やけんです。やっとこさ更新です。
岩木山を登った我々は、次の目的地である八幡平を目指す為に秋田県へと車を走らせる。
毎度のことながら野人ハッシーといく弾丸の旅は2日目の天候が悪くなり観光の旅になりがちです。一時期、私には山に登れば強風が吹くので「風神」という通り名をつけられたことがありましたが、後の数々の登山でその汚名を返上することができました。
最近では実はハッシーが雨と風の申し子なのではないかな?と私は思っています。
と罪をなすりつけたところで東北遠征の旅、後編のはじまりです。
その頃、Z戦士たちは岩木山で負った傷(肉体疲労、空腹、山頂で感じた自分のちっぽけさ等)を癒す為に庶民的フードである「からあげクン」をほおばっていた。
そして時は一気に駆け巡り、気づけば景色は一変していた。
そうです、車中で落ちていました。
「あ、秋田県って近いね・・・」
窓を開けると硫黄の匂いが漂ってきます。それもそのはず八幡平周辺は有数の温泉地帯であり一帯を八幡平温泉郷と国民保養温泉地に指定されてるそうです。
なだらかな道を軽快に車を走らせる。車窓から見える景色も火山地帯とは思えないくらい穏やかである。
そんなこんなで八幡平の駐車場にたどり着いた時には15時を過ぎており、人の姿もかなりまばらだった。
こんな時間から登山するやつなんかいないよね〜。
展望台があったり観光客も気軽に楽しめるのが八幡平の良いところでもある。
百名山の著者でもある深Q氏も八幡平はのんびり歩く所と言ってたとか言ってなかったとか、、、
八幡平はおこじょでも見れるんですかね?
こんなとこにもおこじょがいました。かなりのおこじょ推しな山域なようです。
ビジターセンターで山バッジをゲットしたので先ずは駐車場に併設されている展望台へと向かいます。
展望台からの景色もなかなかで、観光客も楽しめると思います。
特に存在感を放っていたのが岩手山だったかな、言わずもがなの岩手県のシンボルであり最高峰でもある。この山も百名山ブランドを冠する山であるため、いずれは訪れることとなるであろう。
あのギザギザしている稜線は鬼ヶ城コースだと思われます。片側が切れ落ちたスリリングな登山道だと聞いているので訪れる際はそちらのコースで登ってみたいですね。
岩手山の存在に釘付けになっている時間はあまり無いことに気づいたので先に進むとしましょう。
駐車場の目の前を走っている通りを挟んで登山口?があります。
山の上ではよくある県境。八幡平は秋田県と岩手県の県境にあるそうな。
2県またぎ床ペロを行わずにはいられないのは私だけでしょうか?
はい・・・私だけですね。
さて八幡平のコースタイムをご紹介しましょう。
15:56八幡平駐車場→16:31八幡平山頂→16:58八幡平駐車場
行動時間1時間2分
ミヤマキンポウゲが咲いてます。この花は本当に似てる花が多くいつも私も混乱してしまう。
ハクサンチドリが咲いています。綺麗な花ですが暖かい地域では育たないそうで主に北方の寒冷地に分布している高山植物だそうな。
よく整備された石畳の道を行く。スニーカーでも大丈夫そうですね。
軽い登りもあったりしますが、荷物も手ぶらレベルで歩いているのでさほどキツくもない。こう見えてさっきまで別の山登ってましたからね。体力はすでにかなりの消耗状態からのスタートなんです。
分岐にたどり着きました。我々は山頂を最短で目指しているので左の道を行きます。
オオカメノキの花が咲いていました。白くて綺麗な花ですね。
すぐに巨大な沼が姿を現します。これが八幡平のシンボルともいえる八幡沼である。
モミジカラマツ?なのかな。これはあまり自信なし。
これはガマ沼でかなり透明度の高い沼だった。沼といえば底なし沼や毒の沼地など水面の透明度から縁遠いイメージだがこのガマ沼は名前の割にはかなり美しかった。
八幡沼はかなりの大きさです。イマイチ沼と池の違いが分かっていなかったのですが、調べてみると湖>沼>池の順に大きく自然にできたものを湖や沼と呼び人工的に作られたものを池と呼ぶそうな。
再びガマ沼へ。
しかしガマ沼と呼ばれるだけあってカエルの鳴き声が凄まじかった。
これだけ透けてる沼なのにカエルの姿を見つけられなかったのも不思議です。
八幡沼と岩手山。普通セットで登るならこの2つなんでしょう。
なぜに岩木山登ったんだ?我々は・・・
実は渋くて不味いらしいです。
とにかく沼や湿原の多い八幡平。
そんな感じで散歩しているとたどり着いてしまった八幡平山頂。
なんか平坦な道の途中にドン!と標識が立っている感じです。
三角点もしっかりと埋まっています。
アオモリトドマツが強風にさらされて枯れたことにより骨のようになっています。
太古の原生林が広がるその先にぽっかりと浮かぶ山が見える。
あれは気になる・・・・
原始の森があたり一面に広がっている。こんな短時間でこれだけの景色を味わえるのも八幡平の魅力でしょう。
それにしても山頂から見える山がどれも気になるものばかりであったりする。
いかんせん土地感がないので申し訳ない。
さて陽も暮れ始めているので撤退します。
せっかくですので周回ルートを歩きます。
登山道は終始歩きやすかった。この後は風呂と宿が待っていると思うとテンションも上がりますね。
今回も車中泊回避ですか。嬉しいが今後のことを考えると体が鈍ってしまうのではと心配です・・・。何を目指してんだ俺は
トドマツの骨が天高くそびえる。枯れてしまってから何百年も経過してるのかな?
再び沼が現れます。
今度は何沼だ?こんなのが二つ並んでたりするからめがね沼じゃないよな?そんな安直な名前つけないよな??
めがね沼なんかい!!山ではしばしば「そのままやん!」とツッコミたくなる名称が多々あります。
うん、これはめがね沼だわ。他に考えられるのが私の中ではおっぱい沼しか思い浮かびませんでした。乏しい頭の中の引き出しにショックを受けてブログの更新が1年は滞りそうです。
高山植物の常連さんであるイワカガミももちろん咲いていました。
水面に景色が鏡のように映るからでしょ??先に答えてやったぜ・・・・
逆さ原始林を撮れますね。確かに鏡のようになってますが他の沼も条件同じじゃないのか?めがね沼だって鏡めがね沼でしょ!
そんな子供のような屁理屈を言う自分に嫌気がさしてブログの更新が2年は滞りそうです。
そんな自分劇場をやっているうちに登山口まで戻ってきました。
お分かりだろうか?我々の車以外誰もいません。赤い服を着たスタッフが早く帰ってこいよと言わんばかりに駐車場で待っていました。駐車場って入れる時間決まってんのかな?
八幡平を後にした我々が温泉に入るべくやってきたのは八幡平ハイツというアパートっぽい名前の宿泊施設。
日帰り温泉の価格は630円と安心価格です。
カップルで鳴らせば幸せになれる鐘と勝手に解釈してみたのでおっさん3人では誰もこの鐘を鳴らせる勇気がある者はいなかった。
汗を流した我々は、ご当地飯でディナーを楽しむこともなく松屋で牛丼食べるという奇行に出て宿へと戻ります。
もうクタクタで早く寝たいんじゃ!!
お疲れっした!!!とビールで乾杯するも、ハッシーは一口飲んで寝落ちしてました。いやーこの長距離&登山の組み合わせは疲れるに決まっている・・・ハッシー本当にお疲れ様!!!
翌朝、天候はイマイチですが、岩手山の登山口へと向かうことにします。
分厚い雲に覆われた山々をみて気分が上がらない一行が牧場地帯をさっそうと走り抜けていく。
ずいぶん大きい牧場地帯だなと思っていたら、小岩井農場なのねここ!!
羊のショーやらトラクターで農場ツアーできたりと面白そうな場所であったりする。
星空も綺麗なそうなのでお近くに立ち寄った際は訪れてみてはいかがでしょう?
登山口に到着したもの、完全に山は雲の中に隠れています。昨日の岩木山のようなワンチャンスすら期待できない一点の曇りのない曇りですね、、、
だが私にはこの黒金棒がある!!さあみんな行くぞ!!!
観光に!!!
展望ない山とかもうリームーです。姫神山(多分)を横目に逃走します。
高速を走っていると巨大なすいかが見えました!
気づかずにやってしまう方がたくさんいると思うので一つ忠告しておきます。間違ってスイカ割りした日にはこの一帯がサラ地になってしまうので気をつけましょうね。
そんなガスタンクをどうしてスイカにしたんでしょうか?謎ですね。
謎といえば駄菓子のラーメン屋さん太郎のとり味も謎ですね。
鳥ってなんだよ!!!
どうでもいいですよねハイ。
前沢SAに到着です。
みちのくの暴れ牛こと前沢ギュー太が出迎えてくれました。
みちのくの黒き重鎮こと南部鉄太くんも出迎えてくれます。
すいません勝手に名前つけました。
心踊るチラシをGETしました。私だけここに残り56杯食べるまで帰れまてんをやりたいのですが、帰った頃には会社に自分の席がなくなっていると思うので、諦めました。
券売機で食券を買い前沢ギュー太の舌をひっこぬいてもらいました。
金欠界のエリートの異名で有名なsea-nov氏が珍しくガチャガチャを回していました。
ハシビロコウって全く動かない鳥らしいですね。今度上野動物園にでも見に行くかな。
人里にクマが頻出している恐いニュースが流れていましたが、私としては、奥山のクマが家より大きい事に恐怖を覚えました。
行きではゴミ箱があふれまくりで衝撃を受けた長者原SA。行きは下りですが、こっちは上りです。化女沼(けじょぬま)展望広場があるとの事でちょっくら行ってみましょう。
広場にすんごいインパクトのある木がありました。
なんかふわふわしている。遠目から見ると木が爆発したように見える。
化女沼が目の前に広がっています。昨日から沼ラッシュが止まらない。
美しい姫の悲しい伝説が残っているこの沼。ラムサール条約を結んでいる湿地と言う事は水鳥の楽園なんですね。
飯屋でもらったスクラッチが当たったのでカスタードケーキと交換しました。
観覧車が見えますが、化女沼レジャーランドでしょうか?今は廃墟となってますが、オーナーさんが温泉を掘ってるとかいう噂。施設再建頑張ってください。
再び車を走らせやって来たのは宮城県。
日本を代表する名勝地であり日本三景の一角を成す松島である。
五大堂へとりあえず行ってみようという事で橋を渡ります。橋に縦に二枚板が渡されていますが、大昔は無かったらしく恐くて渡れたもんじゃないという記録も残っているそうです。
橋を渡るとすぐ五大堂にたどり着きます。そして外国人がマジで多いっす。
外人さんの写真を撮ってあげたんですが「はいチーズ」が通じなそう、「イエス、チーズ」は意味がわからんので「スリーツーワンゼロ」というロケット発射カウントダウンで切り抜けた。
そして気づいた事がある。旅好きのハッシーは日本全国の観光地をよく知っているが、恥ずかしながら私はそんなに知識がない。
よって絶景の写真が撮れないという事に気づく。これじゃただの海を撮っただけです。
天気の良い時に観光でまた訪れる事にしますわ。それまでに勉強せんと、、、
立派な鳥の飾りかと思ったらウミネコでした。
これが松島だ!!(白目)
五大堂の彫刻で気づいたのが干支がその方角に彫られていました。ついつい自分の干支を探してしまいますね。
さて戻りましょう。
絶景はとれませんが無駄な写真は撮るのが得意なので、松島かきをとりあえず撮っておきます。
日本三景ともなると碑もご立派です。
今日はだらだらしようぜ〜。という事でずんだシェイクで乾杯!
鰻塚と書かれた碑があります。これは文字通り鰻を供養するための塚らしいです。
私が毎日のように食べた鰻もここに眠っているのでしょうか?
嘘です。鰻とか滅多に食えません。
枇杷の木がありました。家に枇杷の木を植えると不幸になるとかいう風説があったりしますが、何故でしょうね?
瑞巌寺の境内を進んでいくと観音様がずらり並んでいます。
北千住山部の我々はやはり千手観音が気になりますね。
岩に文字が彫ってあります。「のよろしく」??と見えるのは私だけ??
ソフトクリーム屋さんが境内にありますが、なかなかにインパクトのあるラインナップでした。イカスミとかも確かあったな、、、
「さあどのアイスにするんじゃ!!?」と言ってそうな龍がいました。
結局、私的にはよくわからんまま松島を後にします。
うん、また来よう。
再び車を走らせて次の目的地にやってまいりました。
すぐ近くは市街地になっているここはどこでしょう?
もうお分かりですね。伊達公子じゃないでお馴染みの伊達政宗像がある仙台城跡でございます。
この迫力のある銅像は学校の教科書とかでもヤンキーの方以外は見た事あるんじゃないでしょうか?昔はバイクなんてないから馬に乗ってツッパってたんだぜというのは今、私が勝手に考えました。
この像は実は二代目らしいですよ。知ってました?初代は太平洋戦争の時の金属不足で大部分を切断されてしまい今は胸像となって博物館に展示されているそうです。
狛犬があったらとりあえず写真を撮るコメラマンの私も満足の特徴的な狛犬が伊達政宗公の御前に鎮座していました。
「くしゃみが出そうででない・・・」と言ってるように見えますね。
子供が思わずけんけんぱをしたくなるこの広場がありました。ここも昔は立派な建物が建っていたのでしょう。
神社好きのハッシーにとって外せないのが宮城県護国神社である。
目の覚める赤い拝殿、戦争で戦死した方々を祀っているそうです。
合格祈願の絵馬もたくさんかけられているので受験生からも人気なんでしょうね。
正面に建っている大鳥居の存在感がすごかった。この小豆色のような色もまた目を奪われる感覚がしました。
青葉山にある仙台城のため別名青葉城とも呼ばれています。青葉城のが名前的に有名かな。
市街地になんか巨大なものが建っている。
仙台大観音といい建築当初は不気味がられて不人気でしたが、近年じわじわと人気が上昇しているそうです。大きさとしては牛久の大仏に次ぐ日本第2位らしいです。
高さ100m。
観光もした事だし帰ります。長い旅もクライマックス、福島県に突入しました。
福島県と聞くと近いなと思ってしまうのが野人と行く旅のマジックにかかった人間の考えである。
ついついSAに寄るとホットスナックに手を出してしまうのは仕方のないことです。
オススメは牛タン入りつくね串350円です。牛タン食べたいけど高いから無理って方はお試しあれ。
最後は温泉入りたいなということで高湯温泉、あったか湯へとやってきました。
値段は激安の250円です。洗い場ないからってのもあるけど、温泉は白く濁った硫黄泉で体に染み渡ります。
からの温泉をハシゴしました。栃木県那須塩原市にある「みかえりの郷 彩花の湯」です。
木彫りの像が出迎えてくれます。閉館時間が近かったのもありほぼ人がいませんでした。
金額は700円で日帰り入浴可能です。
完全貸し切りの露天風呂で今回の旅を振り返る3人。温泉ってなぜかついつい長話をしてしまうんだよね〜。
壁にはこの地域のランドマークである那須岳が飾ってありました。
私が今まで登った山で一番命の危険を感じた山である為、思い入れが深かったりする。ぜひ記事にしたいのだが、いかんせん当時は写真とか全く撮ってなかったので記事にしたくてもできないのである。
SA巡りもこれにて終了。
海老ワンタン麺を食べて私の地元である草加シティまで車で送ってもらい、速攻でベットに倒れこみました。
◎まとめ◎
1泊2日で2座やろうとすると悪天候にちょくちょく見舞われてしまい予定通りに登山できないことが多いです。
八幡平なんですが、観光地ですね〜。個人的には美ヶ原に近いイメージですが八幡平のほうが登山としてはより楽だと思います。(ほぼ登らんし)
楽な割には展望は良いので簡単に大自然を楽しめます。アオモリトドマツの枯れ木が骨のように見えるので原始の森と呼ぶにはふさわしい山域だなぁと感じました。
正直観光はいつも思うのですが、行き当たりばったりで行くのも良いのですが事前に知識を身につけてから訪れたほうが数倍楽しめると思います。
反省反省〜。
こんなヘンテコブログですが読んでくださっている皆様へ、記事の更新が滞っていてすいません。一応この先書く予定の記事を予告までにあげておきます。
有名ブロガーRed sugar氏、登山百景氏と行く燧ケ岳。
越後三山の鎖天国 八海山
今年中にこんなに書けるのか、、、多分無理ですが、自分のペースで書かせていただきます。これからもよろしくお願い申し上げます。
東北遠征後編 完