2016年6月2日北アルプスの玄関口にある焼岳に登ってきました。ルートはピストンが嫌だったので中の湯から焼岳を登り上高地へと降りるという道を選択しました。
槍ヶ岳登山の時に見た時から登ってみたいと思っていた事と、火山だという事もありいつ登れなくなるか分からないこのご時世であるので優先度が個人的に高い山であったりもする。
6月に入り天候の安定しない季節になってきましたが、晴れている日を狙い撃ちする事に成功し、今回の登山となりました。
1ヶ月もしないうちに再び北アルプスに訪れる事が出来るとは思ってもみなかったな。
今回は思いもよらないトラップが敷かれていましたが、この時はそんな事には全く気づくいていなかった。
焼岳 標高2455mの活火山であり北峰と南峰の2つのピークを有する山なのですが、現在は南峰が岩が崩れやすく進入禁止となっております。
2455mは南峰の標高で登る事が出来る北峰の標高は2444m位らしい。今でも火山ガスが吹き出す日本が火山列島たる事を再認識する登山となりました。
北千住でいつものように野人ことハッシーと待ち合わせて長野県へと向かいます。
まずは腹ごしらえで嵐山PAに寄りました。
19時終了!?はやっ!!まさかの夕食どきに閉まっているというね、、、
気を取り直して上里SAにやってまいりました。
つけ麺があったのでいただくことに。可もなく不可もない味でしたよ。
深夜の高速を駆け抜けまたあの場所へと向かう。
そうです。北アルプスの玄関口である上高地へ突入すべく沢渡(さわんど)の駐車場に向かいます。
AM6:30 仮眠をとって起床しました。バスが来るまでに準備を開始します。
ガサゴソ、、、ん?
これは!?足につけるおもりですね。完全にしてやられました。職場のおっちゃんに水のペットボトルを仕込まれるイタズラを以前されたことがあったのですが、またもやトラップを仕掛けられているとは思いもしなかった。
てか、車で来て良かった。そして出発前に気づいて良かった、、、
↓前回のイタズラされた話はこちら。
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思いもよらぬ襲撃に少し動揺しつつも準備を終え、バスの乗車券を買いに行きます。
7時15分の上高地行きのバスに乗ります。中の湯で降りるので料金は990円でした。
上高地まで行く方は1250円です。
チケットはこんな感じ。さわんど〜中の湯まではバスで10分ほどです。
釜トンネルの手前で降ります。
で、その釜トンネルがこちら。上高地はマイカー規制が設けられており、さわんどからバスを使用します。このトンネルが出来るまでは大変不便な道を行かなければならなかったのですが、沢山の犠牲から出来上がったこのトンネルによって楽に上高地へ行けることを感謝せずにはいられません。
バス停に置かれていた熊よけボウという角材。確かにこの辺りは熊多発地帯だもんな~。
中の湯ルートが崩落のため通行が出来ません。車道をウネウネと登っていく新中の湯ルートを行きます。
それでは本日のコースタイムでござりんす。
7:34中の湯BS→8:12中の湯温泉旅館→8:29焼岳登山口→9:43展望広場→11:13焼岳山頂→12:51焼岳小屋→14:46田代橋→15:06河童橋
行動時間7時間32分(休憩時間45分含む)
車道歩きを開始します。
すぐに秘湯「卜伝の湯」(ぼくでんのゆ)が現われました。
ここは洞窟風呂という珍しい風呂を楽しむことが出来るそうでちょっと気になったりする。
雪どけで豊富な水が、車道の脇を流れていたりする。
さすがアルプスッ!!!
道が二手に分かれるので右に折れ中の湯温泉旅館方面に向かいます。
新緑の気持ちいいただの車道を歩きます。
2号カーブ。カーブを重ねるごとに数字が増えていくタイプですね。
峠の標識あるあるである。
ん~!!今日も快晴ですね~。今年は晴れた登山に恵まれている気がします。(もちろん晴れている領域を狙って登っているのだが)
車道をつづら折りに登っていきます。気づけばカーブも7号へとさしかかっていました。
中の湯バス停から歩くこと40分、中の湯温泉旅館が見えてきました。
安房トンネル工事により起こった水蒸気爆発によって現在の位置に移転したそうです。
山の中にひっそりと建つこの旅館も、いたる所で目にする秘密結社「秘湯を守る会」の会員の旅館である。
そんな中の湯温泉旅館は焼岳登山道である中の湯ルートのスタート地点であったりもする。驚くべきはその登山道。
なんと旅館の脇のこの道を行きます。ちょうどハッシーが立っている位置を奥へと進んでいく。敷地内だし、ここじゃないよな??と半信半疑だったので旅館の人に聞いてしまいました。
シダ植物が生い茂る樹林帯からスタートです。太古の恐竜が住んでいそうな空気が漂っています。
いきなり結構な急登を登って行くのですが、短い時間で車道にぶち当たります。
車道には数台の車が停まっていました。中の湯ルートピストンならここまで車で行くのもありですねー。
そしてここからが、焼岳の登山道の開始である。
穂高連峰も今日は天気が良さそうですね。
焼岳は現時点では警戒レベル1とおとなしいですが、いつ警戒レベルが上がるとも限りません。百名山ハンターとしては活火山は最優先で登っておきたい山であったりする。
登山道を歩いているとすぐにぼろぼろに朽ち果てた車の残骸が現れる。
ストⅡのボーナスステージを誰かがクリアーしたようですね。
木の根がはびこる登山道を歩く、もちろん日本百名山のブランドを冠する山であることに例外は無くよく整備されていました。
樹林帯を適度なアップダウンを繰り返しつつ進んでいきます。
雷か何かが直撃したのか折れた巨木の脇を通過します。
焼岳の火山たる姿はまだ見えずひたすらに樹林を進んでいきます。北アルプスということもあり登山客も普段の山歩きより多かった気がする。
苔もみずみずしい。
空を見上げると、、、みるみるうちに曇っていく。晴れの予報なのにマジかぁ、、、
ベンチが設けられた休憩スペースに出ました。ここで行動食を補給します。
ここから焼岳がっ焼岳がっ!!見えない、、、
ガスが凄い勢いで上がってくる。
再び樹林帯を進むこと約10分。
まだ左からガスが流れてきてはいるものの焼岳の姿をしっかりと見ることができました。中央のへこんでいる鞍部を境に左が南峰で右が北峰です。
南峰は登れないので、北峰を行くのですが、ガスを見る限り北峰はまだ取り込まれていない。
焼岳北峰の荒々しい山容。どこから登っていくんだこれ?
ここは広場になっており焼岳の展望地と地図にも記されているだけあり、腰を下ろして休むにはもってこいだったりする。
我々はそのまま先へと進んでいきます。樹林のトンネルを徐々に高度を上げながら登っていきます。
右に見える大きな山は霞沢岳で左のギザギザの山は穂高連峰の明神岳ですねー。
真ん中のは方角からいくと蝶ヶ岳の稜線か何かかな?
これから向かう山頂と対峙する。ガスが常に南峰から上がってきているので山頂がガスに喰われる前にたどり着きたい。
木のハシゴと何故かロープがありました。逆にロープに頼るほうが難しい。
笹が生い茂る登山道を行く、笹の明るい緑とさわやかな青空のコントラストが映える。
徐々に登山道が荒々しい火山の片鱗を見せ始めてきました。
噴煙が見えます。常に吹き出し続ける火山ガスが、この山が今も噴火活動を続けている活火山だということを物語っている。
階段を使って高度を稼いでいきます。この辺りで植生が変化してきます。火山の山頂付近は植物も育ちにくいのか藁みたいなものが蔓延っていました。
森林限界も相まって高木も減り視界は良好です。
雪渓もこの時期でも日当たりが悪いのか残っていたりします。
もちろん登山道にも残っていたので滑らないように慎重に渡る。
踏み跡が多数あるのと、雪も腐ってぐずぐずなので軽アイゼン等も必要なかったです。
山頂はあの一番とんがっているところでしょうか?なんか大きそうな岩が見える。
山頂に行くためには写真中央奥の北峰と南峰の鞍部まで一旦上がらなければなりません。
岩に2300と書かれていました。残りの標高差は150mといったところでしょうか。
鞍部がかなり近づいてきている。先行者の姿も見える。まわりに転がる岩もかなり大粒になってきました。
空が近い。山登りの時にしか体験できない空が近いという感覚、これも個人的に不思議な感覚である。もちろん高度が上がっているのだから空が近づいているのは事実なのだが、、、
鞍部まで到着しました。この日は何故かやたら息があがってここにたどり着くのにかなり疲れた記憶がある。しかしその疲れを吹き飛ばす景色が目の前に広がっていた。
焼岳の爆裂火口とそこにできた真っ青な火口湖。これは正賀池と呼ばれているそうで荒々しい火口に静かに佇む姿が美しい。
こっち方面は天気が良ければ本来は加賀白山を見ることができるらしい。
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南峰へと続く稜線、確かに登れなくはなさそうだが、ガラガラと崩れそうで危ない。
もちろん現在は進入禁止です。
北峰側を見ると火山ガスが火炎放射のように吹き出している。
これは、、、あのガスの中に登山道が見えているのは私の錯覚なのだろうか。
見晴らしは最高でしたが、立っているとかなり風が吹きつけます。
火山爆発によって吹き飛んだ山体。爆発のエネルギーの凄まじさがよくわかります。
自然の力がいかに巨大なのか登っていて思い知らされる山である。
意を決してガスの吹き出る登山道に突っ込む!凄い硫黄の香りが強い。
なんか気のせいか頭が痛い気がする。ここに長居し続けるのは少し危険な気もする。
斜面のいたるところから吹き上げる噴煙。風の向きが変わると一気にガスに包まれる。
硫黄特有の黄色く染まった石が敷き詰められた道を進む。
風の向きが変わるタイミングを見計らって一気にガス地帯を突破する我々。
ゴウゴウと音を立てる噴出口と鼻をつく刺激臭が生物を寄せ付けない領域であることは間違いない。とてもここにマンションを立てる気にはならない。マンションのオーナーさんはあきらめてください。
北峰の側面を巻きながら徐々に上へと登っていく。
硫黄が濃さによって変わるのか知りませんが、黄色だけでなく赤く変色している部分もあったりする。
山頂に到着、、、では無い。下山に使うルートが見えるのですがこの時は全然気づいていなかった。
この日は焼岳の頭上は晴れていましたが、他の山々にはガスがかかっており展望はわりと残念な感じであったりする。
眼下に梓川が見えました。今頃上高地は、観光客で溢れているんだろうな。
火山ガス吹き出る登山道もこれがクライマックス。
そこらじゅうの岩の隙間からとめどなく吹き出続ける火山ガス。
焼岳がまるで呼吸しているように感じたな。
焼岳山頂直下のとりつき、全身を使って這い上がる。
眼下に見える水色の建物は焼岳小屋です。下山ルートは焼岳小屋を経て上高地へと降りるルートを利用予定。
飛騨側エリアには謎の集落がと思いましたが、雲ノ平を歩いた時のスタート地点であった新穂高ではないかな?
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雲がかなり湧いてきて穂高連峰が完全に見えなくなってしまいました。
岩を登りきるとひらけたエリアに一本の棒が刺さっている。
11:13 焼岳山頂に到着しました。
南峰は常にガスが上がり続けていたが、我々がいる北峰は最後までガスに包まれてしまうことは無かった。
北峰から見る火口湖。近くで見てみたいが、地図を見る限りは降りれそうにない。
序盤で同じ速度くらいで歩いていた二人組の登山者。ピストンで戻るそうなので「お気をつけて〜!」と手を振ってお別れ、向こうも手を振ってくれた。優しい人たちだった。
そんな焼岳山頂からお送りしていますが、お気づきいただけたであろうか・・・
おもり担いで登ってやったぜ!!目には目を、トラップにはトラップをですわ!!
SNSで事前におもりの存在に気づいていたことをアピールしておいてからの敢えて担いで登る!!
勝った・・・・(何に?)
勝利の味を楽しんでやるぜ!!荒々しい火山には男気あふれるお菓子が似合うってもんだぜ!!
山頂で食べるお菓子は美味い!!ポテチという効率の悪い荷物を背負ってるという所もより美味しさを上方修正してくれていた。
まあ、最も効率の悪い荷物はおもりですがね。
じゃがりこをむさぼるハッシー。お菓子サイコー!!
展望はイマイチでしたが、少しのんびりできたので良しとしましょう。
南峰のガスが濃くなってきたのでそろそろ下山開始です。因みにここで下山道が分からず地図とにらめっこ。山頂をうろうろしましたが、来た道を少し戻った所に分岐があることが判明し10分ほど時間をロスしました。
岩に書かれた焼小屋というのを目印に進んでいきます。
はるか下に見える焼岳小屋。高度感もなかなかあり、道もザレザレで滑りやすいので気をつけましょう。
ゴツゴツした岩壁の脇を通るのだが、もし岩肌が崩れたら一発であの世行きである。落石に気をつけながら進みます。
かなり下るのが見るからに分かる。そして結構な急坂がひたすらに続く、これは登りで利用しないでよかった。
雲に隠れている山域の丁度中央あたり、笠ヶ岳でしょう。雲に隠れてしまって全貌が見えないのが非常に残念。
振り返ると見える岩の要塞、火山は見る角度によって全然違うので面白い。
そんな荒々しい道にもイワカガミが咲いていました。
笠ヶ岳の稜線の裏に見える双耳峰がちょっと気になる。なんだろ??
かなり降りてきましたが、まだまだ火山ガスが噴出するエリアが続く。
鞍部まで下ってきました。今度は逆に登り返しが始まります。
小屋まで10分の登り返し、ソーラーパネルみたいなのが見える。ここで外人さんとすれ違う、男性の方がすいすいと焼岳に向かって登っていくが、女性の方はマイペースに進んで行く。二人の間にかなりの距離ができていたが大丈夫だろうか??
ガスが吹き出る近くの岩を触ってみると温かい。この山は生きている。
焼岳小屋にたどり着きました。もちろん営業はしておらず庭先をお借りして小休憩しました。
小屋からも焼岳がよく見えます。あんな岩山にさっきまでいたのか、人間の足ってすごいもんですね。
ザックの中身が完全に遠足に行く子供の食べる物である。行動食のほとんどをお菓子にしてしまったよくわからん登山であったりもする。
おやつタイムを楽しんだ我々は再び下山道を行く。
おお!大正池が見えます。こりゃもうすぐゴールだな、なんて思ったら大間違い。
ワイヤーが張られた岩場を下る。
からのハシゴ場が登場する。そして手摺の所に設置されたハシゴは何の意味があるのか?予備のハシゴか何かか?
このハシゴが長くて高度感もあります。
ハシゴ中腹からの眺め、霞沢岳を一望できるなかなかのビュースポット。
下から見上げるとこんな長いのよー。ハシゴを二つ繋げているのがよくわかりますね。
その後もハシゴ場が出てくる出てくる。
ほらここにも。
ヤマツツジかな?ピンクの綺麗な花が咲いていました。
そしてまたハシゴ場が、かなりハシゴを小出ししてきます。
まさにハシゴのバーゲンセールですね。
今度は建築現場でお馴染みの足場が登場。
落ちたら大怪我しますね。慌てず慎重に通過します。
この黄色い花はオオバミゾホオズキです。ギザギザした葉っぱと可愛らしい黄色い花が特徴です。
焼岳小屋から下り始めて約1時間ほど歩くと植生が変わってきました。
中の湯登山口付近で見た恐竜の住んでそうな樹林帯に突入しました。
これはゴールが近いってこと??
大量に生えたキノコを食べてラストスパートはしませんが、ここからはアップダウンもほとんどなくスピードを出すことができました。
15分ほど歩くと上高地側の焼岳登山口に辿り着きました。
あとは上高地バスターミナルへ帰るだけです。
後はもう散歩道のようなもんです。コアラのマーチを食べながらダラダラと田代橋を目指します。
ギザギザの山容が特徴的な霞沢岳を横目にお菓子をほおばり歩くおっさん2人。
梓川までやってきました。前回訪れた時より水量は落ち着いた模様。
田代橋に来るともう周りは観光客がほとんど。
河童橋に戻ってきたのは、15:06で食べたかった山賊焼きがやってるレストランが15:00で閉まるという残念な結果に終わった今回の旅であった。
バスに乗り沢渡の駐車場に転がるハッシー。結構疲れたな、それもこれもおもりのせいだわ。マジなんだよおもりって。
山賊焼きにありつけない私は駐車場でラーメンを食べることにしました。
sea-nov氏が四国遠征土産でくれたカツオ人間をありがたくいただきます。
カツオの風味に辛さがピリッと旨いです。味噌のしょっぱさが失った塩分を補充してくれました。
焼岳バッジもしっかりGET。雷鳥がかわいいですね、そしていい加減雷鳥に会わせてくれ。雷鳥運ないのかなぁ、、、
帰りは槍ヶ岳登山でも利用した梓湖畔の湯。あれ?いつの間にか番犬を雇ったんだ?
すごく日差しが眩しそうな顔をしていてすごく可愛かった。
お風呂は内湯と露天があります。今日は貸切でした。
風呂からは北アルプスの山を眺めることができるとかできないとか。
何の山かはわからんが、眺めは悪くないですよこの露天風呂。
そして温泉で茹でた卵を食べるのが恒例になりつつある。
登山+温泉+炭酸=サイコーは登山における方程式である。
帰りはハッシーの私用で佐久市へ寄り道。
途中に白樺湖に寄りましたが、真っ暗で何も見えず・・・・。
鹿にも遭遇したりしながら帰路へのドライブを楽しみました。
最後は昇天の鳥そばで締める。店の外のド派手なイルミネーションが消えてたので休業日なのかと思ったらやってました。節電中らしく店の募金箱(ペットボトル)にはイルミネーション基金と書いてありました笑
最後は地元までハッシーに送ってもらい家路につきました。いつもすいません。
◎まとめ◎
焼岳は、今も火山活動を続けていることがよく分かる噴煙と硫黄の香りが漂う男臭い山でした。登山道を遮断するような勢いで吹き出し続けている噴煙の激しさに
「この山は本当に警戒レベル1なのか」と疑ってしまうくらいでした。
山頂の展望は晴れていれば穂高連峰や槍ヶ岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、霞沢岳、加賀白山など数ある名峰を眺めることができます。
コースタイムもきつすぎず楽すぎず、丸一日登山を楽しむにはちょうど良い山だと思います。
皆様におかれましても是非、おもりを持って登山をすることをオススメします。うそです、お菓子だけでいいと思います。
焼岳 中の湯ルート登山 おしまい