こにゃんちわ。やけんでございます。
またもやあの弾丸企画が帰ってきました。今回の舞台は四国です。
私、四国は初上陸となります。
四国で知っていることは香川がうどんで有名なのとダイナマイト四国くらいしか知りません。もう知識は皆無といってもいいでしょう。
目的はもちろん四国に2座ある百名山のひとつ剣山(つるぎさん)へ登頂することであります。
そんな四国初心者の弾丸トラベルが始まる!!
今回は北千住山部のリーダーsea-nov氏も参戦で賑やかな旅になりました。
それではどうぞ。
長旅の前にすることの定番といえばこれ!というわけでやってまいりました学園通り。
十字路を左に曲がるとみえてくるお馴染みの梅の湯で汗を流します。しかし気持ちいくらいの高温に設定された湯船に毎度のことながら汗が止まりません。
ハッシーが仕事のトラブルの為、遅れるとのことなので、歌は下手だがパフォーマンス力と精神力がずば抜けている名物ストリートミュージシャンを見ながら待つことにします。歌上手いストリートミュージシャンが横で歌ってましたが、前者の方が断然見てて退屈しなかったです。歌が上手い奴は五万といるが、あの精神力とインパクトは他には無いでしょう。
そうこうしているうちにハッシーが到着したので今回も長旅を開始します。
目的地である剣山(つるぎさん)をナビにセットします。
北アルプスに剱岳(つるぎだけ)という山がありますが、それとは全くの別物である。
剱岳は高難度なのでいずれ挑戦するとして、今回は剣山を目指します。
四国に上陸するというので化石ナビも安定のふざけた走行距離を叩き出していました。
朝の9時50分着とかギャグですね。
途中で立ち寄ることになった足柄SAはエヴァンゲリオンに染まっていました。
せっかくなので散策してみましたが、購買部はATフィールド全開で我々の侵入を拒みました。
外にはロンギヌスの槍が刺さっていたり、初号機のカラーをした車などがあったりしました。
それでは中に入ってみましょう。
いきなり無理矢理感が否めないジャンクフードが姿を現す。
これ頼むなら絶品チーズバーガーを食べるだろうな。
エントランス?には初号機が展示されていました。
天井の輪っかみたいなのが神々しさを演出してちょっとかっこいい。
sea-nov氏が「やります、僕が乗ります!」と初号機に乗り込むの図です。これ登山ブログですよね?なんだこれ。
見た目が全く食欲をそそらないうどんなど、コラボグルメが各店舗にあったりする。
私は綾波レイのにんにくラーメンとかいうやつを食いましたが、
にんにくと女性キャラという謎の結び付けが疑問??なラーメンでした。味はにんにくたっぷりなのでうまいですが。
腹も満たされ、快調に高速を走り抜けていきます。
気づけば、前回訪れた伊吹までたどり着いていました。
ハッシーの相変わらずの運転能力には毎度驚かされます。
kitasennju-yamabu.hatenablog.com
遂に淡路島が見えてきました。どこにあるかは知らないが言われてみれば確かに聞いた事がある淡路島、くらいの感覚でした。
四国にあったのね。いや神戸だから兵庫?この辺は政治的いざこざがあったみたいなので興味がある方はウィキペディアでも調べてみてください。
明石海峡大橋を渡り、淡路島入りを果たす。
明石海峡大橋は本州と淡路島を結ぶ橋の事です。
折角なのでそのまま淡路島を通り過ぎるのはもったいない。
登山ブログなのかSA紹介ブログなのかと朝まで生会議が開かれているでお馴染みの当ブログですのでもちろん淡路SAに寄っていきます。
いきなり巨大な観覧車がお目見えします。サービスエリアに観覧車があるなんて驚きです。
こんなに驚いたのはケントデリカットの目が大きくなるめがね芸を見た以来です。
SAやPAに観覧車があるのは全国で3箇所だけで、
ここ淡路SAと川島PA(下り)と刈谷PA(下り)だそうです。
そんな淡路SAですが、このような恋人の聖地なるスポットもあったりします。
しかし、おっさん3人で訪れてしまった為、「ゲ〇トリオが行く淡路島のお熱い車中泊」というマニア向けのドキュメンタリー映画が作れてしまいそうでした。
ハイテンションで双眼鏡を金を入れずに覗きこむsea-nov氏。
淡路SAのゆるキャラ?であるわたるの親切なカメラ台に、一同感動はしませんが、せっかくなんで使わせてもらいました。
わたるの黄色いぬーぼーの方が本体なのか?赤い車が本体なのかで論争が起きそうですが、そこんとこどうなんでしょう?
次回の国会での争点になること間違いなしですね。
撮影した写真はぶれぶれで中途半端な仕上がりとなってしまいました。
たこめしを推している淡路SA。たまねぎも推してましたが、アンチたまねぎの私とは相性が最悪でした。
四国という東京から車で行くにはあまり現実的な距離では無い為、夜が明ける時間となっていました。
もう一つ橋が見えてきました。
淡路島と四国を繋ぐ大鳴門橋である。いわゆる鳴門海峡を渡る大きな橋である。
渦潮をのんびり眺めてみたいが、今日は登山口に向かわなければいけません。
天気も午後から下り坂なのでさっさと登ってしまいたい。
遂に徳島県入りを果たす一行。
四国を訪れてみて思ったのですが、山が多い!正面に四国山地が見えていますが、剣山と石鎚山の2つしか百名山も無いのでこれほどの山岳地帯だとは思ってもみなかった。
面白そうな山が沢山ありそうなので、近いうちに色々と調べてみようと思います。
剣山へは美馬で高速を降ります。
高速を降りた後もご親切に剣山の案内板が出ているので安心ですね。
地元の人々に愛されている山なのでしょう。
道の駅「貞光ゆうゆう館」にてトイレ休憩と登山口がある見ノ越までの道路が8時まで閉鎖されているとのことなので時間を潰します。
つるぎ町には剣山以外にも観光名所があるみたいです。滝とかあるみたいだけど眠くて覚えてません。今回も0時間睡眠登山を敢行するようで。
道にはまだ雪が残っているようでチェーン規制がかかっていました。
ここから登山口までの道のりが長いのなんの。簡単なファミコンのソフトならクリアしてしまうくらい長かったです。
チェーン規制の表示通りの凍結された道路を走ります。これ、対向車きたらどうすんだ?時間が時間なだけにすれ違うことは無いのですが。
剣山が姿をあらわ・・・
山頂が厚い雲に覆われている。これには一同、嫌な予感が拭えません。
見ノ越登山口に到着しました。もちろんシーズン外の為、観光登山リフトは営業していません。リフトを使うと1710mまで標高を稼げますが、見ノ越登山口から登っても簡単に登れてしまうので歩くのをお勧めします。
駐車場は我々の車以外は1台もいませんでした。午後からは雨の予想なので、誰も訪れようと思わなかったのでしょうね。
空を見上げると青空が見えます。ウホホ〜イな天候に一同期待しつつ登山準備を始めます。
準備も終えて登山開始です。
閉まっている民宿の前を通って神社の入口へと向かいます。
神社の石段が剣山登山口でもあります。
鳥居をくぐって進んでいく。先が見える。思ったほど石段が長くなくてよかった。
ちょっと不気味な狛犬がいる。前足の袋はいったい・・・
すぐに剣神社に辿り着きます。神社の脇に登山道があるのでそのまま進みます。
剣山の頂上まで4kmの標識。やはりあっという間に登れてしまう距離ですね。
すぐに雪道に変わりますが、踏み跡もありアイゼンは必要ありませんでした。
少し進むと、何かトンネルの様なものが見えてきます。
ちょうど、観光用のリフトが、頭上を通過しています。
簡素なトンネルを進みます。間違いなく高確率でこのトンネルは写真に収められるであろう。何も無い登山道に人工物があると撮ってしまうのは人間の性でしょう。
特に急登という訳でもないので、サクサクと距離を稼いで行きます。
天気を良い意味で裏切り、晴天の中で登山してる俺ら、山運持ってるわ〜!とこの時は思っていたな。
途中に西島神社があったみたいですが、全く気づかず。ここは山頂へと続くルートを進み西島駅を目指しました。
巨大な岩の横を通過していきます。天候がこの時にはすっかり曇り空に変わってきていました。
向かいに見える稜線には何やら建物が見えます。
まだガスにはやられていないようです。
場所によってはこのようにガスガスな稜線と化している部分もあり、少し不安になってきました。雨は午後1時過ぎから降る予定なのでまだ時間的には大丈夫なはず。
熊笹の登山道が出てきました。根子岳から四阿山の鞍部を彷彿とさせる登山道、個人的には好きな道です。
空を見上げると、見事に二層に天候が分離されている!
ツンとデレを表現したような空に嫌な予感しかしません。
欲しがりのsea-nov氏を筆頭に超ドMな北千住山部の我々は、ツンの方を求めてしまう習性なのです。
「ははは・・・。さっきまで見えてた小屋がガスに隠れてらぁ・・・。」
そんな我々ですが、なんとか西島駅には辿り着きました。
地図や看板やフライデーなどの情報から山頂までは後40分程の道のりだそうです。
シーズン外でひとっこひとりいない駅は静まり返っており、稜線に吹き付けているであろう風の音だけが鳴り響いていました。
「あれ?けっこう風が強くね??」
剣山方面とは反対の方角の山々はギリギリでガスの餌食にはなってませんが、その厚い雲に覆われてしまうのも時間の問題でしょう。
山頂まで約1.3kmの表記。ペースをあげてさくっと登ってしまおう。
一同気合を入れて登り始めます。
写真ではわかりませんが、ここで雨が降り始めました。
「思ったよりも早いな・・・。様子を見ながら登ろう」とsea-nov氏。
5分ほど進むと突如雨が暴風雨に変わりました。
これは山頂はもっと酷いことになってるんじゃないか?ちょっと嫌だなぁ、どうしようかな?と私が思っていると先頭を歩いていたsea-nov氏が振り返る。
私もハッシーも何も言わずにうなずきました。
ここで撤退です。
みなさん突然ですが床ペロという言葉をご存知だろうか?
私は職場でも屈指のソシャゲーマー(スマホのゲームをする人)なのですが、そんなソシャゲ用語に出てくる言葉である。
※床ペロとはおもにゲームの世界において力尽きた様をいう。その姿がまるで地面を舐めているように見えることからこの名がついた。
即ち床ペロとは敗退を意味するようなものである。
そうです。我々は敗退したのです。敗退は即ち床ペロを意味します。
敗退の悔しさを渾身の床ペロで体現しました。
非常に見辛いダイイングメッセージを残してこの場を去ることにします。
四国まで遠征したのに悔しいですが下山を開始します。少し下ると雨は弱まりますが、
これ以上天候が良くなることはおそらく無いでしょう。
ささっとリフトが見えてくると、眼下に駐車場が見えてきました。
悪天候で敗退してしまった悪い空気を払拭するために下山後の温泉へと向かうことにします。
温泉へ向かう途中に鹿に遭遇したりもしました。
もめんあさ・・?温泉に着くまでこう読むと思っていました。
木綿麻温泉(ゆうまおんせん)に到着です。うん、読めるわけが無い。
自販機に気になるメニューがありました。
それはうどんです。何うどんなんだ??
素うどんだと寂しいのでカミソリ(50円)をトッピングしようと思いましたが、今後の旅が続けられなくなりそうなので今回は入浴券だけにしました。
入浴後はつるぎの里のご当地ジュースであるゆーずで負け戦に乾杯しました。
温泉を出た我々は再び車を走らせ、淡路島へと向かいました。
すっかり天気は下界も雨になってしまいました。
しばらく走ると灯籠が等間隔に姿を現します。
野人といえば下山後は神社巡りと決まっています。
やってきたのは伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)であります。
適当に淡路島にあるから訪れた訳では無く今回は理由があります。それは次回に話すとして散策開始です。
中々に威厳のある狛犬が門番をしていました。本当にいろいろな狛犬がいます。神社によって雰囲気が全然違うので毎度の楽しみになっています。
でかい神社でお馴染みのさざれ石もしっかりあります。
さざれ石がたくさんあるのにはもう驚きません。伝説の石だから1個しかないと先入観で決めつけていました。
スタスタと場内を進むsea-nov氏とハッシー。
何をしてるんだこの人達は・・・。剣山敗退がよっぽどショックだったのでしょう。
中々に趣のある風景が広がる。ん?
ガメラがこんなところにいました。
もっと奥へと進んでみましょう。
立派な門が姿を現しました。注連縄に白いふさが垂れているのが特徴的ですね。
本殿があったのでここでお参りを済ませます。
「これであと一つ。」とハッシーとうなずきました。
コアラ??
雨の勢いは強く水が滴っていました。
かしこさの低い私には、意味わからんちんな石碑がありました。
名の知れた神社がたくさんのっていました。
車内に戻りもう一つの目的地に向かうために出発しますが、これでかしこさをあげろといわんばかりにバリ勝男クンをsea-nov氏に激推しされました。
これ、めっちゃうまいです。
途中、寄ったPAからは海に設置された謎の物体が見え、すごく気になりましたがこのPAがとてつもなく臭かったので名前すら思い出せませんでした。
臭いPAの世界選手権があったら余裕で選考会を通過できるレベルでした。
淡路SAへ戻ってきた頃にはあたりがだいぶ暗くなってきた頃でした。
しらすの釜揚げうどんと明太ジャコごはんをいただきます。
別メニューに明太ジャコうどんとしらすごはんがそういえばあったな。ぶっかけるのを逆にするだけの簡単なお仕事です。
ライトアップされた観覧車と淡路島に別れを告げて一行は京都にある福知山を目指します。
福知山市内にあるニコニコカプセルホテルが今日のお宿です。
私は初めてカプセルホテルを体験しましたが悪くないですね。車中泊よりずっと疲れがとれますね。金額も2000円程で、ドリンクバー飲み放題でした。
安宿ハンターのsea-nov氏に感謝してしばしの休息につく3人であった。
◎まとめ◎
剣山は登山口までの道路は、「これ自分が運転でいきたくねえなぁ」と思わせるほど狭くすれ違いにくかったです。(舗装はきっちりされてるんですけどね)
ただ登山口から山頂までは容易に登れてしまい、ブログを書いている今でもなぜ登れなかったのか不思議でなりません。
天候が悪いのに無理して登っても肉体的にも精神的にもよろしくないので今回の判断はこれでよかったのだと思います。
「山は逃げない」という人もいれば「山は逃げる」という人もいます。
捉え方は人それぞれあるでしょう。今回は剣山とのご縁がなかっただけでしょう。
必ず、ここにまた帰ってくると心に決めて今回の剣山登山の総評とさせていただきます。
剣山のこと何一つ語ってませんが・・・。次回、観光の旅につづく。
四国遠征と剣山敗退。 ~完~