【般若山&釜ノ沢五峰】2018年初登山は秩父のお山で安全祈願。
どーもどーも、毎度お馴染みやけんでございます。
やっとです、、、やっと2018年にブログが突入しました。
前回の筑波山?はて?よく覚えていませんねぇ?
さて、2018年のスタートを切るお山は埼玉県の山にしたいなぁとの事で般若山に決めました。
般若山法性寺が登山口となっているので今年の登山の安全祈願も兼ねて登ったると意気込んで挑んだ山は鎖場、岩場の連続で安全祈願の登山に危険な崖っぷちを歩くという意味のわからない旅となりました。
あ、そういうブログですねココは。
般若山は埼玉県小鹿野町にある山で、秩父三十四所観音霊場の三十二番札所である法性寺の寺域となっている神聖なお山である。
標高はおよそ390mくらい、、、というのも山頂とされている場所が明確でなく私もたまたま見つけた三角点の場所がこのくらいの標高だったというだけで正しいかは不明。
なんせ山と高原地図にも載っていないらしいので、、、
2018年1月6日 法性寺駐車場に到着したのが11:00とかなりのんびりな時間にやってきました。
お正月なんで羽子板やったりコマを回していたらこんな時間になっていました。
・・・はい、羽子板とかもってません。羽子板とセットの羽根は災いをはね(羽根)のけるという意味があるそうですね。
これからもこのブログに対する冷たい視線をはねのけながら駄文を書いていく事をここに誓わん。
駐車場から左手にてくてく歩きます。とぼとぼでもどしんどしんでも大丈夫です。
小鹿野町をざっくりと知る事ができる看板があるので興味のある方はチェック。
おがの化石館はちょっと楽しそうですね。
アメリカの国旗がかかっているのかと一瞬勘違いしましたが、立派な門構えの法性寺がありました。
これが般若山といきなり般若の面が私を威嚇してきます。
私も時々、女性を般若モードにさせてしまう事があります。最近でいうとスマホをサイドスローで脇腹にぶつけられました。
皆さんにおかれましても女性の般若化には気をつけましょうね。
般若のボディーガードにはケビンコスナーでは無く仁王様が警護についていました。
すっげー筋肉だけど内臓脂肪は私と変わりないですね。
門をくぐると花浄土と呼ばれる神聖なエリアに入るようです。
ここからは協力金300円を支払います。
静かな境内を散策します。登山道へは正面の石段へと進みます。
お船慈母観世音様の足元に小さいお地蔵様がたくさん並んでいる。
子供達って事かな、、、、ん?私の中にあのワードが蘇る。
「おかあさん、それはかんのんさまです」ママー!!!!
kitasennju-yamabu.hatenablog.com
左に行くと登山開始で右に行くと観音堂になってます。
観音堂で2018年登山の安全祈願をしに行きます。
立派な観音堂でお参りを済ませていざ出陣!!の前にちょっと中を散策。
観音堂の奥にある洞窟には祠が建ってました。
土足はいや!!
そこは土足厳禁でよかったんじゃないだろうか、、、
個人的には雑な感じがとても良いですが。
分岐に戻り奥の院へと進みます。狭い岩の隙間を通り抜けます。
という事で本日のコースタイムをご紹介。
11:24法性寺→11:38月光坂→11:51お船観音→12:01大日如来→12:37謎地点(般若山?)→13:05五ノ峰→13:44一ノ峰→14:27釜ノ沢五峰登山口→14:41法性寺
行動時間3時間17分 (休憩時間15分含む)
景色は一変し、お寺から登山道へと変わります。
そしてすぐに登場する鎖付きの石段。
鎖場と龍虎岩がすぐに登場します。鎖が苦手な方はそのまま左へ進む事もできます。
さっそく穴の中へと進んでみましょう。
穴の中はすぐに行き止まりで祠があるだけでした。
霊山や信仰の山はこういった見所が多いのも魅力の一つですね。
この龍虎岩まで来れば奥の院まであと半分とあっという間に終わってしまいます。
なので釜ノ沢五峰とセットで回る人が多いみたいです。
山の斜面をトラバースしながら進みます。結構狭いので雨の日だとちょっと危ないかな。
狭いトラバース道を抜けると小さな広場へと出ます。
月光坂という場所みたいだけどなんにも無い。
がっこうざかと読むのね、、わざわざかなふってくれてありがとうございます。
鎖付きの石段が再びやってくる。ここが月光坂なのか??
急な石段を登った先に小さな祠と奥の院まであと一歩の札。
ずらりと並ぶ石仏が、通り過ぎる登山者の安全を見守っているようです。
私が生まれる前よりこの地に立つ看板はかなり年季が入っていた。
分岐の看板、お船観音方面は行き止まり。
大日如来方面は釜ノ沢五峰へと続くのでまずは右へ進みます。
お船観音が立っている場所はなんと断崖絶壁の先っぽなので、このように下を覗くとかなりの高度感があります。
展望は開けていて近くの山々が、、、この日は天気も良く遠くまで見渡せました。
断崖絶壁の先端に立つお船観音が見えました。すごい場所に立てたもんだ、、、
澄んだ青空に立つお船観音は優しい顔つきでとある方角を眺めていました。
このあたりでは頭一つ抜き出ており、かなり目立つ存在であった。
このお船観音の立つ場所はこのように断崖絶壁となっており、注意しないとすぐに仏様の仲間入りです。
お船観音っていうだけあってミニ荒船山のような場所にたっていたな、、、
ひととおりの展望を楽しんだので先へと進みます。
大日如来方面に進むとすぐに岩の壁が目の前に立ちはだかります。
垂れ下がる鎖!くりぬかれた足場!ちじこまる玉、、、最後のは忘れてください。
鎖場を登ると現れる手すりがまた華奢で、触るとぐらついていた。
そんなアスレチック岩を登るといらっしゃいました、、、大日如来!!
大日如来が静かに瞑想しています。
仏の最高位でゲーム脳の私が良く目にする不動明王も大日如来の化身だそうな。
寺社仏閣を巡るのも楽しいが、山岳信仰のお山だと趣味の登山とダブルで楽しめてしまうのが良いですね。
大日如来がいつも見ている景色はこんな感じ、もちろんVIP待遇なので展望は約束されています。
アスレチック岩を下ります。低山にしてはスリリングな体験ができる山である。
般若山登山でよく目印にされている鉄塔。確か3箇所あったかな。
絶対やるよねこれ、、、やらなきゃ鉄塔に失礼っす。
鉄塔の上にドクロの頭に羽が生えたような雲があった。
よくタトゥのデザインであるやつだわ、、、
いったん樹林帯へ入ります。
線路のようなものがトラバースゾーンに設置されています。
釜ノ沢方面への分岐。
次なる鉄塔を通過する。
住宅街じゃ鉄壁のディフェンスを誇る鉄塔下も山の上ではザルですね。
ここから道を外れてしまう(GPSで調べると破線?ルートを歩いていた)
ふと開けた方を向くと断崖絶壁の岩場が飛び出ている場所があり、三角点のようなものが見える。
ススキが生い茂り道が消えかけてはいるが、人が歩いていたであろう形跡は残っている。一度進行方向へ進んだが、三角点のようなものが気になってしまいここに戻ってきました。
ススキをかきわけて荒れた道を進むと、、、
やっぱりあった三角点!!!
ここが真の山頂か?それとも旧山頂?真偽のほどは分からないが、忘れられたようにひっそりと三角点がそこにはあった。意外と綺麗だけどね。
三角点からの展望は素晴らしく、ここがなんらかの山頂であることを決定づけるものだった。
正面に武甲山が見える。
とても目立つ形状をしており百名山の名を冠するのも納得です。
白井差コースというマニアックなルートで歩いたな。
次回行くなら鎖場だらけの八丁尾根コース一択かなぁ、、、
もう一つ、異質な存在が正面に見える秩父二子山である。
あれは登らずとも分かる、、、危ないやつだ、、、今度行くしかない、、、
小鹿野町も見渡せるこの三角点のある謎地点が、般若山登山のベストビュースポットであったのは間違いない。
後世の冒険者たちがこの謎を解明(法性寺に問い合わせ)することを祈っている。
ススキで荒れ放題の道を戻り破線ルートをこのまま進むことに。
破線ルートといっても道は明瞭で歩きやすかったりする。
GPSがあるからいいが地図のみだったらちょっと焦るだろうな、、、
時折見える展望を楽しみながら歩く。
冬の晴れた日の乾いた空気って四季の中で一番好きかもしれない、、、展望も遠くまで効くし。
やっと一般登山道とぶつかった!!さっそく釜ノ沢五峰へ挑みましょう。
やっぱりね!
当初の予定だと一ノ峰から五ノ峰へと登っていくはずだったけど、逆回りになっとるやん、、、
亀ヶ岳(亀岩)とかどうりで通らなかった訳だぜ、、、
兎岩へは登りで周回しないと行けないのでこの時点で道を断たれる。
兎と亀の両方に負けた瞬間だった。
仕方ないので釜ノ沢五峰を下る。
四ノ峰は展望なしの小さな広場。
三ノ峰への鎖場を進む。
岩の上に上がると思ったより広かった。
三ノ峰の石碑もありました。
鎖を使って岩の上によじ登ったので展望は◎でここでお昼とか食べても良いかもしれない。
次なる二ノ峰を目指します。
ニノ峰も展望が良い、、、ってあれ?三ノ峰???
他のブログだとニノ峰の石碑がしっかり写っているので私はパラレルワールドにでも行ったのでしょうか?
八海山登った時もこんなような事があった気がする、、、
kitasennju-yamabu.hatenablog.com
釜ノ沢五峰は峰と峰の間が10分ほどの間隔だったのであっという間に残すところ一ノ峰のみとなりました。
一ノ峰はお船観音の立っていた絶壁のような所に立っており一応展望はある。
展望とはおさらばし、後は淡々と樹林帯を下っていきます。黙々でも粛々でも好きにしてください。
途中に天然の植木鉢がありました。
水場??と思しきエリアが出てきます。
冬の冷たい空気が作り出す氷の彫刻、、、と言うほど大それた物ではないが葉っぱと氷が合体した不思議な物体が出来上がっていた。
そんなスーコ山でしたが、、、、スーコ山???
いつの間に違う山を登っていたのでしょうか??
やはり私はパラレルワールドにいるようで。
なんか住宅街にいきなり出ました。
なぜか住宅街に出てから道がよくわからず迷いましたが下山完了です。
後は地図を頼りに法性寺の駐車場へと戻り、帰宅の路へ。
帰りに立ち寄った西谷津温泉宮本の湯は日帰り入浴料金700円で他にも宿泊や貸切風呂などのプランもあります。
ここのお風呂が珍しく、相撲の土俵部分が浴槽になっていた。
どうやら両国国技館をイメージしているそうだ。
ただし廻しをつけて入るともれなく店員に怒られるのでやめましょう。
相撲推しがすごい、、、ロッカーの番号も土俵1・土俵2・・・ってなってた。
施設の近くにあった謎の植木、、、スー◯だよね?
◎まとめ◎
般若山は知名度はあまりないかもしれないが、鎖場あり、仏像あり、もちろん展望もありの楽しい低山だった。
両神山や二子山、武甲山など奥秩父を代表する山々の展望台となっており360度とはいかないが、眺望にも優れている。
法性寺にある般若の面はインパクトがありますので、普段から女性を般若モードへと変貌させるのが得意な方以外は一見の価値があるのではないかと思います。
私はしばらくは般若の面はお腹いっぱいです、、、
般若山登山 〜おしまい〜