山と犬と挽肉と

やけんの外遊びを綴ったブログです。

【檜洞丸日帰り登山】何が起こるかわからない?人生山あり谷ありな1日

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毎度どーもやけんです。丸亀製麺の牛すき釜玉うどんロスに悲しみを隠せない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

辛すぎてブログを書けない日々を送っております、、、というのは嘘で肉玉あんかけうどんが代替えになることを発見してすぐに乗り換えました。

結論=肉サイコー

そんな話はどうでもいいのでコンクリート詰めにして海へと沈めたところで本題に入りましょう。

2017年4月29日 神奈川県の誇る登山エリアである丹沢にある檜洞丸(ひのきぼらまる)に登ってきました。

仲間内では「丹沢にはトラブルあり」と言われるほど行けば何かしらの珍事件が起きる場所というイメージが強く、今回の登山もその前評判通り容易には登らせてくれなかった。

 

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ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ

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鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡鰡

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ボラボラボラ、、、あ、はいもう満足です。

ぼらぼらぼら丸でお馴染みの檜洞丸は丹沢山地西武にある山で標高は1601m。

丹沢山地の最高峰である蛭ヶ岳から西へと伸びる丹沢主稜線上の山で、以前蛭ヶ岳に登った際にいつか訪れたいと思っていた山である。

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前日の夜に車を走らせやってきたのは西丹沢自然教室の駐車場。

車の後ろを少し空けてそこにテントを設営し仮眠をとります。

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この日は祝日ということもあり駐車場は埋まっていた。

今日の登山メンバーは北千住山部のリーダーでお馴染みのsea-nov氏と神出鬼没の山部マネージャーであるminchさんに私を入れた3人である。

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駐車場の裏手にあるセクシーな木が私の目を一瞬にして覚ました。

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ラブワゴンの原型と言われるラブリー号かは知りませんが、ついつい気になってしまうスポットが、スタート地点にありました。

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それでは本日のコースタイムいってみましょう!

7:00西丹沢自然教室→8:04ゴーラ沢出合→10:44檜洞丸山頂→11:33青ヶ岳山荘発→13:32犬越路避難小屋→15:45用木沢出合→16:00西丹沢自然教室

行動時間9時間 (休憩時間1時間15分含む)

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少し歩くと今回の登山ルートであるつつじ新道への分岐が出てきます。

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ヤマブキが登山口でお出迎えしてくれました。

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まずは緩やかな登りの沢沿いを進んでいきます。

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丹沢は関東の登山者にとってはメジャーな山域であり登山道の整備も百名山並みに整備されている。

丹沢エリアにある百名山丹沢山はすでに登頂済みであるがまた行きたい山だったりする。しかも小屋泊で、、、あそこは小屋が良かったというイメージが強い。

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ミヤマスミレは赤紫色の個体が多いがこのように青みが強いものもあったりする。

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これは、、、分からん。イブキジャコウソウが似ているが、葉の形状と色味が少し違う。

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黄色いギンリョウソウぽい植物を撮影したところで事件が起きる。

SDカードのメモリが一杯で写真が撮れなくなる。

削除してまた撮って削除してを繰り返しやってなんかいられない。

ここからは残念ながらスマホで写真を撮りながら進むことになったのだ、、、

もっと残念なのは私の写真の腕前ではデジタル一眼レフスマホのどっちで撮ろうが大して変わらないことであった。

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さっそくの丹沢トラブル(完全に自身の過失)に遭遇しつつも、緩やかな道を奥へ奥へと進んでいきます。

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ミツマタの花を見つけましたが、すでに終わりかけていました。

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まだまだ寒くて澄んだ空気とブナの樹林帯と青い空が気持ちいいですね。

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シロヤシオで有名な檜洞丸ですが、まだ時期は早く代わりといってはなんだが、ミツバツツジを楽しむことができます。

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少し歩くと、何やら沢が見えてきました。

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分岐が海外のお墓のようなデコレーションを施されていた。

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ヤマザクラが朝日に照らされてとても綺麗でした。

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お疲れさまでした、、、って大して疲れてねーぞ!と芸人ばりにツッコまれてる看板がありました。

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ドバドバと流れ落ちる水。このゴーラ沢の対岸に渡らなければならない。

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ん〜、、、ここは無理。

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少し上流へと進み渡れる場所を探す。

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なんか他のブログとか見ると木製の橋が架かってたりするんですが、こんな華奢な橋じゃなかったぞ!!どこに行ったんだ橋!!

仕方がないのでその辺の岩を飛んで渡りました。

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 対岸にある檜洞丸へと続く石階段が現れました。

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看板が初心者と地図を忘れたうっかりさんは引き返すように威圧してきます。

そういや、剣道の授業で毎回手拭いをわざと忘れて授業さぼってたなぁ。とどうでもいい記憶が蘇ってきた。

手拭いを持ってこなかった人に質問です。成績が1になったらどうしますか?

私は成績2でした。

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確かに階段を登り終えるとすぐに鎖場が登場します。

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ミツバツツジに癒されながら久しぶりの登山を楽しむ。

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廃墟は好きだが怖くて行けないプチ廃墟スキーの私はこういった風化した滑車のようなものとか大好物です。

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minchさんも久しぶりの登山にしては、sea-nov氏にしっかりとついていってました。

それでいいんです。この後、私はこの二人を置いて単独行動に出るのですから、、、

というよりは出ざるを得ないというのが正しいか。

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このように痩せた尾根を進んだりもします。ミツバツツジに見とれてると滑落しますのでながら観察はやめましょうね。

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檜洞丸まで残り2kmの分岐、ここまで1時間40分ほどかかりました。

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このスズランみたいなのはよくわかりません。

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丹沢はモンスターハンターにとってはこんがり肉すら焼かせてもらえない過酷な地であることがこの看板を見るとお分かりいただけるでしょう。

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そんなハンターや一般人でも平等に拝めるのがマウント富士である。

やっぱり見えると嬉しいよね!日本を代表するアイコンの一つですからね〜。

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この先に崩落箇所があるようなので気をつけて進みましょう。

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確かにありました!崩落していますが、かなりしっかりと鎖が設置されていたので安心して通過できました。

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標高を上げるにつれて岩が大きくなっていく、標高と岩の大きさが比例することが登山をしていると度々あったりする。

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岩をつかみ全身を使ってよじ登っていきます!

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金属製のはしごもあったりとバリエーション豊かなギミックが我々を楽しませてくれます。

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アスレチックエリアを越えると岩がなくなり歩きやすい登山道に戻りました。

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えぐれた岩壁が見える。檜洞丸は関東大震災によって山体が所々崩壊していると聞くが、これもその一部なのだろうか?

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しっかりした丸太で作られた階段を登る、というよりは梯子と言ってもいいかも。

どの角度から階段が梯子に変わるのか教えて下さい。

あと、決して尻を撮影しているわけではない!

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階段を登りきると残り山頂までの距離は800mとなった。

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日当たりの悪い斜面にはまだ残雪があったりもします。

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別に尻を撮っているわけではない!

たまたま尻にピントがあっただけなんです!!

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この場所からは霞は強いが富士山の眺めが素晴らしいですね。

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この木道が出てきたら山頂へのラストランと言っても過言ではないでしょう。

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バイケイソウがありました。

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しかもめっちゃ咲いてます!!

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だから木道がここまでしっかり整備されているんですね。

間違っても食べちゃダメですよ。毒がありますから、、、

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フリーザが登場時に乗っている椅子みたいな形の木がありました。

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檜洞丸名物のソーラーパネルを通過します〜。

何気に風力発電もやってるんですよね!沢の流れを利用した水力発電とかもいいんじゃないですかね〜?

後はかりょ、、、、さぁ次へ行きましょう。

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山頂直下はブナの立ち枯れが目立ち不毛の大地のような印象を受けますが、これは大気汚染による酸性雨などの影響によるものらしいです。

確かに、都心から近いエリアにある丹沢はこういった公害の影響を特に受けやすい場所でもあるのだ。昔は山頂もブナ林が広がっていたそうだ。

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安全な登山を祈願した標識が立つ場所に山頂あり!

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10:45 檜洞丸山頂に到着しました。

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古びた山頂標識が土嚢で整地された地面に立つ姿が痛々しい。

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昼飯タイムにすることに。

私は時すでにお寿司と神の味噌汁とそんなバナナを食べました、、、

というのは嘘でじゃがりこを食べたことしか記憶に残ってません。

誰かさっきのソーラーパネルで生み出した電気で私にショックを与えてください。

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登山界の名物リスも山頂でお出迎え。結構新しい感じがするので最近設置されたんでしょうか?絵はレトロなまんまなんですね。

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山頂直下にある青ヶ岳山荘は名前の通り真っ青でした。

青ヶ岳というのは、檜洞丸の別名のことだそう。

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木道に施された遊び心にほっこりとしますね。

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蛭ヶ岳も前方に望むことができました。微かに蛭ヶ岳山荘が見えますね。

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立ち枯れしている木々だからこその展望ですが、ブナ林が今も山頂に残っていたらあまり人が入らなかったかもしれませんね。

どっちが良かったのかは私には分かりませんが、、、

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さて、ここからは犬越路(いぬこえじ)ルートで下山します。

滑落事故で死者も出ているとの事なので慎重に進んでいきたいものですね。

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木製のしかっりとした階段を降りていきます。珍しく良心的な歩幅で作られているのも嬉しい。

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この旅で一番感動したのはこの景色だったな。都心から近いエリアにこんな大展望の稜線歩きを楽しめる場所があるっていう喜びを感じましたね。

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奥深き丹沢山地と富士。絶景がそこに待っていた。

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眼下に見えるのはゴーラ沢?用木沢?

兎にも角にもあそこまで高度を下げるのは間違いないですね。

毎度ながら人間の足って頑張ればすごいのね。

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遮るもののない楽しい稜線歩き。空気も気持ちいい!!

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急な階段を下っていきます!高度感があるのでスリリングな道が続く模様。

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アップの富士山。少し雪が積もったくらいでは強風で翌日には雪が全て吹き飛んだりするそうですが、この時期の富士山の雪はガッチガッチの精鋭が残ってるはずなのでアイゼンで歩いててもこの上なく不安になりそうですね。

登ろうとは思わんけどね、、、

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またまた遊び心のつまった富士山マークの丸太です。

登山界の隠れミッキー的な立ち位置でしょう。

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やまLOVE

うん、そうだね。

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そこに富士があれば撮りたくなるんじゃ〜!!!

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定番のsea-nov氏のTERUのポーズを撮ったところで、私の体に異変が起き始める。

あのビッグウエーブがやってきたのだ、、、しかも予想以上の波と来たもんだ!

こ、、こいつはやっべーぞ!

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稜線は風が強く、体が冷える冷える。それも相まって私の堤防を決壊せすべく押し寄せる波状攻撃。

でも景色は最高だぜ!!

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犬越路は激しい鎖場が連続するコースだそうですが、それよりも私の体の方が激しく削られていっているためそれどころじゃない。

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sea-nov氏にドーピングを施してもらうも一瞬しか効かず。

この先を進むと避難小屋があり、トイレがあるのも知っていた。

ここでsea-nov氏とminchさんと別れ一人超速で避難小屋を目指す事にする。

「アディオス!避難小屋で会おうぜ!!」

やけんの孤独な戦いが始まる、、、

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ここから暫く写真を撮る余裕がなくなる、、、

激しい鎖場があったらしいが鎖を掴むと力んでダムが決壊するので岩を跳ねおりていった気がする。鎖場より私自身のほうがデンジャーゾーンだった。

人間としての尊厳とは??人間をここで辞めるのか??度重なる葛藤の先に答えはあった。

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2017年4月29日 やけん野生に帰る。

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一方そのころsea-nov氏とminchさんは岩と急坂の登山道に難儀していた。

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痩せた尾根と鎖場と岩場の連続。

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なかなかにスリリングな鎖場ですね。私の記憶には残りませんでしたが、、、

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sea-nov氏がminchさんをしっかりサポートしてくれたそうで、安心しました。

minchさん、先行ってごめんね。

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そんな二人は、鎖場と格闘中も崖下に目をやり私が滑落してないかをチェックしていたそうです。

縁起でもないぜ・・・

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一方、私やけんは何かから解き放たれたかのように清々しかった。

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崩壊地の脇を歩いたりもするので油断は禁物だが、呪縛から解き放たれた私の足取りは軽かった。

しかしげに恐ろしき丹沢・・・ただでは登らせてくれませんね。

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犬越路避難小屋手前にある分岐、ここを用木沢出合方面へと下ります。

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神ノ川方面へと続く道はコチラ。我々は今回は使いません、、、

とりあえず避難小屋で二人を待つことに。

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念には念をということでトイレに行きましたが、そこには驚愕の事実が待っていました。

「トイレ、、、故障中じゃねーか!!!」

今でも思い出すとゾッとします、、、

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小屋の中には冒険の書があったので、強くてニューゲームを選び、人生における汚点を忘れて今日をやり直したい。

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犬越路避難小屋は想像以上に綺麗な小屋で、二人が来るまで居眠りして待つことに。

待つこと30分ほどで無事に合流。再会を喜びつつも起こった出来事を話すと二人は爆笑していました、、、

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避難小屋から用木沢出合までの道のりは犬越路のような激しい鎖場はありませんでした。

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と言っても全く無いわけじゃない。使わなくても行ける鎖とかはでてきます。

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 赤い脚立のようなものが無数に置かれている植林保護エリアにたどり着いたところで私の体にタイダルウェイブが襲い掛かった。

あと少しなのに、、、もう必死に耐えるしかない、、、

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同じポーズをとる二人、どうやら前面の橋を撮影している模様。

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覗くとこんな感じで写真だと伝わらないが、もっと高度感はあります。

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増水時は必須の木製の橋を越えていく、いや増水時は橋が流れてないだろう。

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なんか夢の中で追いかけるけど去っていく二人みたいな1枚。

今日起こった事が夢であってほしい、、、

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金属製の橋がいかに頑丈でも自然の力の前ではこの有様である。

落石によって破壊された足場に一同ビビりました。

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用木沢出合まで残り500mのところまで来ました。

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即席の橋も登場で、最後まで楽しませてくれます。この流れてる沢が用木沢なのかな?

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近くにあるユーシン渓谷とまでは行かないがこのあたりの青々とした水が透明度も高く美しかった。

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何度かの渡渉を繰り返すが基本的には橋が架かってるのでただ渡っていくだけ。

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四つほど穴が空いているところからも水が流れてますが中の構造がどうなってるのか気になる、、、

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ここが用木沢出合で後は西丹沢自然教室まで約25分ほどの道のりとなります。

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道も舗装道に変わり街灯も増えてきました。

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キャンプ場の脇を歩き西丹沢自然教室に帰ってきたのが16時でした。

蓋を開ければがっつり登山となってしまいました、、、もう少しお手軽登山だと思ってましたわ。

汗と疲れと黒歴史を流しに風呂へ向かうとします。

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立ち寄ったのは中川温泉郷にある「丹沢ホテル時之栖」(旧:あしがら荘)

アルカリ性の泉質は美人の湯ともうたわれ、肌がすべすべになること間違いない。

料金は600円とリーズナブルな価格です。

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クリスマスのイルミネーションが全開ですが、今日は昭和の日ですよ。

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ファッ!?

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◎まとめ◎

檜洞丸は、丹沢エリアでは屈指の人気を誇る塔ノ岳や丹沢山蛭ヶ岳に比べると少し地味かもしれませんが、人も少なめで静かな山歩きを楽しむことができました。

単調な樹林歩きも少なく、沢を渡ったり鎖のアスレチックを楽しんだり、谷から谷へとターザンロープで渡ったりと、、、最後のは嘘ですがとても登りごたえのある山でした。

特に犬越路ルートは激しい鎖が連続するコースですが、景色は丹沢山地を一望できる抜群の展望を誇っていました。

美しい場所に危険はつきものです。(そんな危険でもない)

自分の背丈にあった登山を楽しみましょう!私はしばしばこれを守れませんので2018年の課題にしていきたいと思います。

では、野生へ帰るのでこの辺でさようなら。

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檜洞丸でやけんが野犬に帰った話。   〜おしまい〜