2017年登り初め【雲取山日帰り登山】標高2017mのメモリアルな山に登るというベタな話
毎度どーも!好きなチャンネルはテレビ東京のやけんです。
2017年1月2日 雲取山へ行ってきました。
やっと登山記事が2017年に突入します。
2017年といえば標高2017mの雲取山に登って年越しカウントダウン登山と洒落込みたいってのが意識高い系登山者のやることです。
私はどちらかというと天邪鬼系登山者なので、あえて1日ずらして登ってきました。
ミーハーな登山プランですが、年の初めを飾るには絶好の登山日和となりました。
それではどーぞ。
雲取山は東京、埼玉、山梨にまたがる標高2017mの山であり東京都の最高峰に君臨している山でもある。
奥秩父主脈縦走路上にもあり、奥多摩駅から雲取山を経て瑞牆山まで歩く猛者もいたりと関東ではかなりメジャーな山である。
テント泊登山のデビュー戦に選ばれる事も多いです。
もちろん百名山ブランドを冠しております。
2017年1月2日 真夜中の中央道を走らせ、雲取山へアタックする最もポピュラーな登山口である鴨沢へと向かいます。
丹波山村村営駐車場は無料駐車場となってます。タダですよ奥さん!
3時間ほどの仮眠の後、明け方6時に準備を終えて出発します。
それでは本日のコースタイムをここで紹介します。
赤線の部分は山頂より先の雲取山荘を往復した部分です。
6:06鴨沢登山口→7:45七ツ石小屋→8:17七ツ石山→9:02ヨモギノ頭→9:24小雲取山→9:59雲取山→雲取山荘10:21→10:59雲取山→11:44奥多摩小屋→12:10ブナ坂→13:45鴨沢登山口
行動時間7時間39分 (休憩時間30分含む)
東京にも野生の熊がいるってのは冷静に考えると、すごい事だなぁと思ってしまいますね。それだけの自然が、まだ東京に残っているという証明でもありますが。
まずは七ツ石山を目指します。
山の向こうが赤く燃え上がっています。日の出が近い。
今回の登山も無謀な登山が大好きな野人ハッシーとの二人旅です。
木の根がはびこる道幅の狭い登山道を行く。
奥多摩の低山のような雰囲気ですね、、、っていつも例えますが、まさにこの時点では奥多摩の低山にいますね。
ヘッドライトを頼りに登山道を進みます。必須アイテムともいえるヘッドライトですが、私は稀に忘れてしまう事があったりします。
日帰りの低山だったりすると、「まぁいいや、スマホのライトが最悪あるしな」と軽視してしまう事もあった。
何でこんな事を言うか?それはヘッドライトが無い夜の登山道がいかに危険かというのが今後の登山体験によって身を持って知る事になるからである。
なんて言いましたが、今回は平和な登山です。
空には薄い雲がかかっていますが、赤く燃える空に奥多摩山塊が絵になります。
1時間ほど歩くと、ヘッドライトが無くても歩けるくらいの明るさになりました。
片側が切れ落ちた狭い登山道を歩きます。崖側の樹林帯はまだ真っ暗で吸い込まれそうな感じがして怖かった。
さすが東京が誇る百名山、金属製の立派な登山指導標ですね。
登山道の幅も広くなり歩きやすい道のりが続きます。
七ツ石山の中腹にある七ツ石小屋までは岩がむき出しになった登山道を進みます。
危険箇所は特にありません。
ふいに景色が開けたところで富士山がグッドモーニングと顔を出しました。
昨日の元旦に登っている人とかいるんだろうな・・・厳冬期の富士山とか無理ですわ。
朝も早いので看板も休憩中でした。
ほどなくして小屋が見えてきました。
こじんまりとした七ツ石小屋にて小休憩します。
中では小屋番さんと宿泊客がストーブの前で朝食をとっていました。
よそ者の私たちにも温かく接してくれて束の間の談笑を楽しみました。
めっちゃいい小屋です。
心も体も温まったので登山を続行します。
小屋のすぐ近くには水場がありました。飲み水が不安な方はここで補充しましょう。
七ツ石山までは登りが続きます。一部、急な登りもあったりで息を切らせながら登っていきます。
登ってきた道のりを振り返る。
左に行くと七ツ石山・雲取山へ行く道、逆方向へ行くと鷹ノ巣山方面に行けます。
この鷹ノ巣山も人気のある山で、日原の稲村岩尾根から登るルートは奥多摩三大急登の一つであり、たった3kmの道のりで1100mもの標高差を稼ぐ変態登山道らしい。
これは是非登りたい、、、
kitasennju-yamabu.hatenablog.com
奥多摩三大急登に出たり入ったりしてるでお馴染みのヌカザス尾根を歩いた話はこちらです。↑↑↑↑↑
途中に壊れた祠が出てくると七ツ石山はもう間もなくです。
登った先がなんとなく開けているのがお分かりいただけるでしょうか。
山登りを何度もしているうちにだいたいこの先に頂上があるだろうなと野生の勘が働くようになります。
私の勘が当たる精度は15%程度ですが。
珍しく勘が当たったので七ツ石山の頂上に到着しました。
山頂は広場のようになっているので昼飯を食べたり、昼寝をしたり、民族衣装に着替えてケチャを大合唱したり楽しむことができます。
天下に轟く日本一の山であるフジヤーマも七ツ石山からがっつり楽しめました。
そして正面に見えるのが雲取山です。
なんかこれだけ見ると地味〜な形してるなぁと思ってしまう。
美術館の庭に置いてありそうなオブジェのような山頂標識。
東京は銭持ってますね。
正面の木が生えてない所を進んでいくようです。
歩く前から道がここまで明確なのも逆に珍しいというかどんだけ登山道広いんだって話。
七ツ石山は眺めが良く南アルプスの稜線も見えました。
ついつい長居してしまいそうなので、先へと進みます。
せっかく稼いだ標高をキャッシュバックする所から始めます。
南アルプスを眺めながらゆるりゆるりと高度を下げます。
七ツ石山から見えていたとおりの幅広の登山道。
花一匁を楽しめるくらい広いですが、通行の妨げになるのでおうちに帰ってからやりましょうね。
下ったということは登り返しがあるのはあたり前田のクラッカーですね。
クラッカーといえば口の中の水分奪うランキングの上位ランカーですね。
駄文でお馴染みの当ブログ、今日も全開で無駄なことを書き連ねています。
登り返しは楽ではないが、登山道がやたら広くて開放的なので苦というわけでもない。
ほんと、歩きやすくて驚きました。視界も良好、アップダウンも少なめで歩いていて楽しいですね。
今年も結局登れていない富士山。来年こそは、、、と昨年も同じことを言っていた気がする。
再び開けた場所に出ました。
相撲の土俵だと思ったあなたはスーパーで永谷園のお茶漬けでも買って食べてください。
立派なヘリポートです。高須院長も安心して着陸可能ですね。
ヘリポートからの眺めも良好ですね〜。
とても広くて歩きやすいのですが、行きはよいよい帰りは怖いな登山道であることにお気づきだろうか?
このボコボコしている地面は全部霜柱になっているんです。
何が言いたいかもう分かりますね・・・
右手に赤い屋根の奥多摩小屋が見えてきました。天気がいいので布団を干すには絶好の1日となりましたね。
トトロ風の木の像に看板が設置されています。
こういう遊び心って好きです。
分岐が出てきますが、尾根道をそのまま進み雲取山を目指します。
ヨモギノ頭へと続く登りの始まりです。これがまた結構しんどい登りでした。
そんな私の背中を押してくれる気持ちの良い景色。
ヨモギノ頭から登ってきた急登を振り返る。結構な傾斜にそりゃ疲れるわけだと納得する。
ヨモギノ頭の三角点?随分いびつな形してます。
雲取山を目指す道と日原へと続く富田新道。
富田食堂に見えてしまったのは私だけでしょうか?名店「とみ田」の味を楽しめるオススメのラーメン屋です。
きっと腹が減ってたからに違いない。
ここが一番きつかったな、小雲取山への急登のスタートです。
ハッシーはスイスイ登ってましたが、私はゼェゼェ言いながら登っていました。
置いてかないで〜、、、
富士山と南アルプスの眺めで気力にドーピングを施し進みます。
登りきった小雲取山は山頂標識を見つけられませんでした、、、
いや〜きつかったわ〜。
避難小屋が見えてきたら山頂まであとわずかです。
ゴール手前の急登ですが、人間とは不思議なものでゴールさえ見えてしまえばあっさりと登ってしまえるものでさっきまで息を切らせて登っていたのが嘘のようにサクサク登れました。
登山って気の持ちようが大きく影響を受けるなぁと再認識できました。
雲取山の山頂標識がここで登場!
東京でイッチバーン!っと記念写真撮ってたら、驚愕の事実が。
そこは真の山頂ではない!
これは山梨県側の山頂標識らしい、真の山頂は直ぐ先にあるようです。
避難小屋前からの眺めもなかなかのものですね。
わざと目立つようにしてるんでしょうね。
ありがたいことにトイレもすぐ近くにあります。
ご丁寧に二種類の視点から山頂標識をナビゲートしてくれる看板が避難小屋にありました。
上がバードビューで書かれており、下はえーっとえーっとモグラビュー・・です。
そんな案内板に頼ることなくやってきました。
9:59 雲取山の山頂に到着です。
東京都、埼玉県、山梨県と三つの都県にまたがる山である雲取山なので山頂標識には東京都と埼玉県の文字が彫られています。
山梨県境はさっきの離れてる場所だったのかな?
一等三角点が右にありますが、写真左の三角点ぽいのはなんでしょうね?
形的にはチョコレートでこういうのありますよね。
雲取山を登るっていうことは雲Tシャツの出番です。
雲ノ平山荘で買ったけどね笑
雲取山と雲ノ平以外で雲が付く場所あったら教えてください。
kitasennju-yamabu.hatenablog.com
Tシャツはここで買いました。
2017年の標高2017年というメモリアルイヤーということで作られたであろう看板。
これで集客力アップに繋げようってことですね。
さてバッジをゲットするために一旦少し下った先にある雲取山荘を目指します。
やっぱり赤い屋根が目立つ雲取山荘。綺麗な山荘です。
ここでバッジをゲットしましたが、宿泊した人限定の2017年バッジなるものがあるとの事で見せてもらいました。
すると山荘の受付のおやじが「泊まらない人には売れないからねえ」と頼んでもいないのに言ってきたうえにかなり感じが悪かったです。
あまりこういう事を書きたくないですが一言言わせてください。
いや、買わねーし!!いらねーし!!
私が雲取山荘に泊まることはないでしょうね。
七ツ石小屋とえらい違いますね。私は七ツ石小屋をおすすめします。バッジもそっちで買えばよかった、、、
登山家の田部重治に山荘の受付のおやじへの愚痴を聞いてもらいました。
来た道を戻ります。これが地味にしんどいんですよ、、、
再び山頂へと戻ってきました。
良い景色を見て気分をリフレッシュするしかないですね。
パウンドケーキは私の中で定番の行動食です。今年もそれは変わらない。
雲取避難小屋前の道を戻ります。
今年も立派な富士山を何度も見れるような登山に期待したいです。
と書いたものの実際はほとんど見れてません、、、
まさに食物でいう不作の年といってもいい2017年を送っている私です。
みなさんはどうですか?
奥多摩小屋まで戻ってきました。綺麗さで言えば雲取山荘ですが、奥多摩小屋は展望は圧倒的に優れています。
テント泊とかしたら楽しそうですね。
想像していた通り、この辺りから霜が解凍された泥道に登山道が変化していました。
何もピストンだからと行きと帰りが同じ道とは限らない。
登山の面白いところでもあります。
飛行機雲発見!
ハッシーとは今年もいろいろな場所を旅したいっすね。
私のスピードが遅いからか、ハッシーからもっと体を鍛えてくださいと最近言われています。
だが断る!
ブナ坂分岐まで下り鴨沢方面へと戻ります。ここから鴨沢登山口まではコースタイム2時間半ほどかかるそうです。
細い尾根道を進みます。
行きでこんな場所通ったっけ?崩壊した斜面に橋が渡されています。
森の住人は不在でした。不用心ですがALSOKには入ってるんでしょうか?
道の雰囲気が奥多摩の低山になってくるとゴールは近いんだなとなんとなく思わずにはいられません。
行きは暗闇の中なので謎建物があった事にすら気づかず。
こんな廃墟もあったのね。怖っ!
13:48 登山口に帰還して初ペロを済ませました。
ブナ坂から約1時間くらいコースタイム巻いたっぽいな。
ハッシーよ!これでも体を鍛えろと??
断る!激しく断るッ!!
丹波山村村営駐車場は絶賛工事中でした。出発前から口喧嘩してるおっさん二人のパーティの車はなくなっていたので仲直りしたのかな?
あ、どうでもいい話ですね。
意外と荒れてる道を走ります。途中すれ違い不可の場所が2、3箇所ありましたが、マシな道だと思います。
登山の後は説明不要の温泉です。
クマと鷹?鷲?猛禽類の木彫り細工のベンチ。
大人の休憩所を彷彿とさせる安い電飾の通路を進みます。
そこにかかる立派な吊橋を渡ります。
突如現れるパックマンの敵キャラのようなオブジェ。
困惑する我々「ここで、いいんだよね・・・?」
のめこい湯で合っていました。入口にもツッコミどころがいくつかありますが、行きましょう。
料金は3時間600円です。
中に入ると奴がいました。謎のゆるキャラが、、、
正月だけどコスチュームがハロウィンのまんまなのは見て見ぬ振りをしときました。
そして奴の名前が判明しました。
ずばり「タバスキー」です。人のような形をしたこのキャラですが、丹波山村の「丹」の文字がモチーフになっているそうです。
これには妙に納得してしまった私がいた。
のめこい湯とは丹波山村の方言である、のめっこい(つるつる、すべすべ)からきているそうです。
イルミネーションはクリスマスのものを放置しているというのは見て見ぬ振りをしました。
帰りは三芳SAに寄り、ステーキ定食でカロリーを補充してハッシーに家まで送ってもらい解散となりました。
◎まとめ◎
雲取山は2017mと決して高い山ではないですが、山頂からは南アルプスの稜線や富士山、奥多摩、奥秩父の山々を眺めることができ、その奥深さからここが東京なの?と驚いてしまうような場所でした。
鴨沢登山口からは健脚者の方や若くて体力のある方なら日帰りも十分可能な距離でした。ただテントを担いで奥多摩小屋の所でテン泊してのんびり山を楽しむのもよいと思います。
噂通りのテン泊デビューにオススメの山でした。
雲取山荘の受付のおやじは碑文谷教授の「今さら人に聞けない!怒らせ方講座」に出てくる俳優に転職したほうが向いていると思う。
以上 鳥のポーズで記念撮影!雲取山からでした。