私の大阪滞在記〜回想録其ノ四〜【ポンポン山】名前に惹かれて登ってみた!
みなさん!山登ってますか?2017年の8月は絶望的な天気で悔しい思いをした方も多いのではないでしょうか?
私、やけんもその例外なく天気にコテンパンに振り回され夏休みを無駄にダラダラと過ごす日々が続いています。
そんな時は登山ブログを見て脳内トリップするのがいいですね!
ということで、私が登山ブログばかりを見ているとこのブログの記事が更新されず読者の方が暴徒化してしまい山頂の上に邪神像を建てて黒魔術の儀式を始めてしまうと困るのでそろそろ大阪滞在記を完結しようと思います。
行ってきたのはポンポン山です。名前だけで選びました!
CDのジャケ買いに近い感覚ですね、、、それではどーぞ。
ポンポン山とは京都市西京区と大阪府高槻市の境界にある山で標高は678.7mです。
ポンポンと山頂に近づくにつれて足音が響く為、この名で親しまれているが正式な名前は加茂勢山というらしい。
北海道の利尻島にポン山という山があるが、ポンポン山のがポンの多さでは勝っている。(どうでもいい)
2016年12月18日 大阪滞在期間も2016年も残りわずかとなってきたので、これで登り納めになるのかなぁと思いつつ電車を待ちます。
実際はこの後も年内登ることになったんだけど、その話はまた次回に。
電車に揺られること1時間半、高槻駅に到着しました。
ここからはバスで神峰山口(かぶさんぐち)まで向かいます。
高槻駅北市営バスターミナルの1番乗り場、原大橋行きに乗りましょう。
20分ほどで神峰山口バス停に到着。ここで降りた数名とどこが登山口なのか看板とにらめっこします。
先ずは舗装道を歩いて神峰山寺を目指して歩きます。
標識もしっかりしたものがあるので迷いませんと言いたいところですが少し迷いました。
今日も天気は良好、集落の中をゆっくりと歩いていきます。
分かれ道が多く一瞬どっちだ?となりますが、編笠のおじさんが道を知ってそうなので尾行します笑
編笠のおじさん以外は私と同じく道がイマイチ分かってなさそうだったので同じような動きをしていました。
細い路地を進んでいくと一旦舗装道歩きとおさらばします。
裏山の入口のようなスタート地点。
それでは本日のコースタイムいってみよう!
9:20神峰山寺登山口→9:28神峰山寺→10:32本山寺分岐→10:53天狗杉→11:21ポンポン山→12:57杉谷→13:19善峯寺バス停
行動時間3時間59分 (休憩時間1時間含む)
竹林の中を進んでいく。
ご立派な竹がそびえ立つ。竹を見るとどうしても竹やりを想像してしまう。
竹やりと言えばファミコンの名作ク◯ゲーである「いっき」を思い出さずにはいられません。(私は好きですが)
武器である鎌を投げて敵を倒していくのですが、途中で拾える竹やりを装備すると高確率でやられます。
初期武器より劣化してるとか、何故敵が忍者なのか?そもそも一人で一揆が成立しているのか?ツッコミ所が満載のゲームです。
と、どうでもいい話をした所で先へ進みましょう。
いつの間にやら登山道らしくなってきましたね。
と思ったのも束の間、舗装道に逆戻りです。
頭上に何かがぶら下がっている。魔除けか何かでしょうか?
ベルセルクとかで、村人が吊るされてるでお馴染みですね。
お寺が近いのか、道の脇に立派な祠がありました。
今日のタバコポイ捨てダメですよ看板。ほんといろいろあるよね。
舗装道が続くが途中から勾配がきつくなってくる。正面からおばあちゃんと何人かすれ違ったが、元気ですね。
お寺に参拝してるようです。
舗装道歩きに飽き始めた所で神峰山寺に到着です。
この神峰山寺は日本最初の毘沙門天が安置されたというすごい所だったりします。
狛犬も威厳のある風格でした。
神峰山寺を護る仁王像は安定のかっこよさ。
こちらに睨みをきかせる。
お寺の中はかなり広いです。まっすぐと一本の道が伸びているので進みます。
立派なお堂がありました。木材の感じから比較的新しく建てられたもの?
こちらが本堂ですかね?
急な石段が続く。
奥の院ですかね?ここで行き止まりでした。
というより普通に登山道が続いていると思っていました。
何人かの登山者も間違えてここに来てました。
正しくは神峰山寺の前を通過して、お寺の脇の道を標識通りに進めばいいだけです。
何故か神峰山寺に吸い込まれていった感じですね。
相変わらず舗装道を歩く道がこの先も続くようです。
ポンポン山地区の看板、右上のカエルがアクセント。
次のチェックポイントの本山寺を目指して緩やかな上り坂を進みます。
今までの看板とは違いかなり攻撃的な言い回しをしてきやがった。
カラスに失礼です。
道が二手に分かれますが、ここは見ての通り直進します。
ここでは銃を使った狩猟が禁止されているそうです。
マシンガントークで山ガールをハントするのも禁止なのでしょうか?
舗装道がひたすら続くので、登山道を歩きたい人には少し苦痛な道のりが続きます。
私はあんまり気になりません。確かに下山時の舗装道は嫌いですけど。
看板に東海自然歩道の看板が。
東海自然歩道は東京の八王子から大阪の箕面市までを結ぶ1697kmの道のりらしい。
そんなに長いのね、、、
老後に暇だったら横断してみたいな。
木々の間から覗く山々は名前は分かりませんがどれも丸い柔らかな山体です。
お地蔵様が祀られた東屋はベンチも完備。
ここで左に行くと本山寺、右に行くとポンポン山への分岐が登場。
本山寺への鳥居、距離がどのくらいあるのか分からないのでポンポン山方面へ進みます。
ここから登山道が舗装道では無くなりました。
鳥居をくぐって登山開始ですね〜。
カンガルーがポケットにゴミを入れている。メッセージ性の強い1枚ですね。
徐々に傾斜を上げつつ登っていきます。
ポンポン山まで後2.6km、山頂まで半分は切りました。
カシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によってナラ枯れが発生するようで、それを防ぐためにサランラップのようなものが巻かれていた。
ところどころに保護されたナラの木を見かけつつさらに進んで行くと、、、
巨大な杉が目の前に現れる。
これって二つに裂けてるように見えますが、大きな1本の杉ってことですよね?
すごい生命力ですね。
両サイドが切れ落ちていないヤセ尾根を行きます。
なんとなくこんな光景が出てきたらもう山頂は目の前だと思ってしまいますが、何度この淡い期待を裏切られてきたことか、、、
と思ったらこれは山頂で間違いなさそうですね。
11:21 ポンポン山山頂に到着。標識の置き方がワイルドですね。
山頂は伐採事件のせいか皮肉にも展望は良好。
でも勝手に木を伐っちゃダメだよね。
同じくらいの標高の山が目の前に見える、関西の低山って結構あるんだなぁ。
オススメの山があったら教えて欲しいですね。
ポンポン山の標識裏にうっすら見える特徴的な山は京都の愛宕山です。
比叡山と愛宕山は京都市街ではかなり目立つ山であるのは間違いない。
京都の愛宕山と言ったのは愛宕山という名のつく山がめちゃくちゃあるって事。
少し霞みがかってはいますが冬の空は澄んでいて気持ちがいい。
山頂に先日降った雪がありました。
周りに敷き詰められた石の中にある保護色のカメレオン三角点。
雲ひとつない晴天とはこの事ですね。
山頂は女子中学生の団体が昼飯食べてて大変な賑わいをみせていた。
愛宕山のアップ。立派な猫耳の山体が興味をそそる上に、この山は廃墟になった愛宕駅を目指す、廃線ルートなるものもが存在しているそうで山頂を目指すよりそっちを是非歩いてみたくなった。
下山は杉谷方面に進みます。
ピストンじゃもったいないですからね〜、、、車回収の必要ない電車で登山のメリットでもありますね。
木でできたトンネルを進みます。
やはり山の中にある鉄塔は足を止めてしまいます。
そして下から撮るのもお馴染みですね、、、ってずれてるし。
歩きやすい道が続きます。木々から見える空の面積も多く、窮屈な樹林歩きにならず良かった。
みんなピストンで戻ったのか?ポンポン山〜杉谷間はあんまり人と出会わなかった。
頭上を走る電線、近くの集落や高槻市へと電気を供給しているのでしょう。
このあたりとか周りの木々の背丈が低くて歩いていて気持ちが良いです。
その後は徐々に標高を下げる、しっかりした手すりが登山道とミスマッチしている。
ここまで下ってくれば登山道とはグッバイ。
嫌いな下りの舗装道歩きがこんにちは。
集落まで下りてきました。
もうすぐススキの時期も終わりでしょう。クリスマスも近いですね、、、
私はなんとか関東でクリスマスを過ごす事が出来そうです。
振り返ると多分ポンポン山だと思われる。
人様の家の庭を通過するような道が続いてますが、合ってます。
どうやらここが杉谷らしいですね、、、よもや集落だったとは、、、
引き続き東海自然歩道をずっと歩いてきたようですね。
空条承太郎もやれやれな舗装道歩きを開始します。
三鈷寺の眺望自慢がすごいですが、ここは善峯寺方面に歩きます。
トトロでさつきとめいが走ってそうな道っぽくないですか?
善峯寺に何があったんだ?看板が乱雑に転がっている。
調べてみたら立派なお寺でした、、、特に山門がカッコイイ。
行けばよかったなぁ。
参拝しない方なので右の側道を通ります。
奥多摩の日の出山からツルツル温泉への道のりにそっくりだわ。
kitasennju-yamabu.hatenablog.com
赤い橋が出てきたらフィニッシュですね〜。
ちなみにここからも善峯寺にお参りに行けます。次のバスの時間がかなりあれば寄り道したんだけどなぁ。
13:19 善峯寺バス停に到着しました。次のバスは13:24と完璧な下山時刻っす。
ひとつ注意が、バスは1時間に1本しかないのでお気をつけください。
待ちぼうけするのであれば是非、善峯寺で参拝を(宣伝)
バスに揺られ戻ってきたのは東向日駅。再び電車を乗り継ぎ高槻駅へ。
登山後の楽しみである温泉は美人湯祥風苑へ。金額は950円と高めです。風呂の種類が多く露天風呂とつぼ湯もあるので、楽しめます。
高槻駅から無料の送迎バスが出ています。
温泉を楽しんだ後は、炭酸で喉を潤すのも忘れずに。
送迎用バスもなかなかにつるつる温泉感が出ていた。
夕飯は高槻駅前の中村商店でラーメン食べて帰ることにしました。
金の塩ラーメンが看板メニューですが、登山後のこってり欲しい現象により鶏豚骨つけ麺をチョイスしました。
脂っていいですね。
◎まとめ◎
ポンポン山は舗装道歩きは長いので、少し辛いところもあったりしますが、登山道付近にお寺が多く、登山だけでなく寺社巡りも同時に楽しむことが可能な山です。
コースタイムもそれほど長くなく、軽登山やハイキング感覚で楽しめる山となっています。
山頂からは見た目が印象的な京都愛宕山を見ることができました。ポンポン山を登らなかったら愛宕山の存在を知ることもなかった訳でひとつ山を登ることでまた新しい登山への道が開けるということです。
皆さんも気になる名前の山があったら是非、積極的にチャレンジしてみてください。
登山の可能性は無限大と感じた1日でした。
そして関西の山々に感謝です。また時間を作って遊びに行きたいと思います。
以上、私の大阪滞在中に登った山の話でした。
私の大阪滞在記 〜おしまい〜