【前回のあらすじ】利尻岳登山を終えた我々は、再び本土へと戻り次なる山を目指す。
まりもでお馴染みの阿寒湖、そこにそびえる二つの山。
雄阿寒岳と雌阿寒岳、日本百名山にも選定されている雌阿寒岳は今もさかんに火山活動を行っている。この山もいつ入山禁止になってもおかしくない山なので早めに登っておく必要がある。
今回の話はそんな雌阿寒岳へ挑もうとして悪天候のため観光にしちゃった話です。
だってカミナリ怖いじゃん。
阿寒湖は北海道で5番目に大きい淡水の湖で、皆様もよく知っている天然記念物のまりもが生息しています。まりも以外にもヒメマス、ニジマス、イワナなどの魚達も豊富で釣りのメッカである。
冬季は湖に厚い氷が張るのでワカサギ釣りなども行われているようですね〜。
時は遡り、フェリーで本土まで戻ってきた所から始めましょう。
再びハッシーカーを走らせ北海道の淵をなぞるように進んでいきます。
一応、今回の旅のメンバーを改めて紹介しよう。
車があれば何処へでも行けるでお馴染みの野人ハッシーである。無人の廃村に一人で車中泊するクレイジーな男である。
今回の旅の行程を全て運転している。
「代わってやれよ!!」のクレームは受け付けない。本人の意思なので、、、
お次は北千住山部の部長であるsea-nov氏です。肉体改造の為にランニングをしようと外に出ると雨が降ってたので自宅でふて寝をするでお馴染みの男です。
登山で過労になった男でも最近は有名ですね。
そして私、ヘタレ登山ブロガーであるやけんです。
エリクサーは使わずにとっておいて結局最後まで使わないで終わるタイプです。
登山して風呂入ってフェリーで本土に戻れば陽も傾くってもんよ。
この時点でどこまで進むかなんて決めていない。
リンゾーマミヤこと間宮林蔵が佇んでいるこの場所をご存知の方も多いかと思います!
私のカメラワークのせいで逆光マミヤの名を欲しいままにしてしまいました。
そうです、ここは日本最北端の地で有名な宗谷岬です。
ここで写真を撮ったのですが、世にも怖ろしい出来事が起きました。
おわかりいただけるだろうか・・・
そう我々だ・・・。
と、画面の前の皆様がほっこりした所で再び一行は車を走らせます。
お腹も空いてきたので、ここで寄り道をします。
やってきたのは日本最北端の村、猿払村にある道の駅「さるふつ」
猿払はホタテが有名なようで、メニューもホタテ推しのものがほとんどだった。
写真はホタテフライ丼。カツ丼のカツがホタテになっただけです。
道の駅さるふつはホテルやキャンプ場も併設しており、家族連れの方も楽しめそうですね。
ナビを見ていただけると北海道の側を走ってるのがよく分かるのではないでしょうか。
時間も9時を回っている為、今日は紋別まで行き、一晩過ごす事にしました。
安ホテルハンターの称号を持つsea-nov氏が、スマホと格闘の末に見つけた紋別プリンスホテルが本日の寝床である。
この旅で唯一のまともな宿泊施設であった。
紋別のゆるキャラである流氷紋太は53歳と完全なおっさんであった。
口癖は語尾に「〜もん」をつけるそうです。おっさんなのに、、、
紋別にはモンベモンというゆるキャラもいますが、全然かわいくない・・・
大浴場もあったのでしっかり疲れを癒し、祝杯をあげる。
ハッシーは超絶長い距離を運転し続けた為に缶ビール一口飲んで、速攻で落ちてました。
おはようございます。北海道の旅3日目のスタートです!
私を網走刑務所へ収監する為に網走を目指したいのはやまやまですが、本日は阿寒方面を目指して進みます。
やってきたのは道の駅「かみゆうべつ」
何やら車道もない所に踏切があるではないか。
これはこの場所が中湧別駅の敷地内に建てられているからである。
現在は中湧別駅跡というのが正しいだろうけど。
見られてると出なくなるタイプですか、そうですか。
トウモロコシが取れそうな黄金色の畑が広がる脇を車で駈けぬける。
北海道の旅は車を走らせるには気持ちの良い道が多いですね〜。
謎の兵器を搭載した車両がすれ違う。あんなのでゾンビをなぎ倒していく映画を観たことがある。
雌阿寒岳の登山口にある駐車場に辿り着いたのだが、山頂は見ての通り、、、雷もゴロゴロ鳴っていたので登山を中止する事に。
実に残念ですが、ここは気持ちを切り替えて阿寒湖へと向かいましょう・・・。
て、天気も切り替えすぎだろ!!
阿寒湖方面の天気良すぎ!!
道端に咲いている花も綺麗なもんですね。
やってきました阿寒湖、目の前に立派な山が見えますね〜。
これが雄阿寒岳ですね、こちらも一応穏やかですが立派な火山です。
風もなく穏やかな水面。雄阿寒岳を登ってもいいのですが、雌阿寒岳中止した時点で脳内が観光モードに切り替わってしまいました。
やはり雌阿寒岳方面を見るとげんなりな天気となってます。
阿寒湖は漁業も盛んで漁業組合が運営しているお店もあった。
レイクロブスター天丼なるものがあったが、ギャンブルすぎるので手を出しませんでした。
オオハルシャギク、いわゆるコスモスが咲いてますね。秋の花ってイメージですがこの時期にも咲いているんですね。
アイヌコタンと呼ばれるアイヌ民族の集落がここにはあるそうなので行ってみましょう。
アイヌコタンまでの道のりには商店街がありお土産屋さんが軒を連ねていました。
北方領土問題でお馴染みのロシアの匂いがぷんぷんしている帽子が売ってました。
ちょっと欲しい、、、
道を歩いていると早速神様に出会ってしまいました。
食べ物を粗末にしてるとアマンカムイがやってきますよ。多分、、、
私についている貧乏神と交換希望ですね。
かの人気名作RPGファイナルファンタジーのスピンオフ作品でしょうか?
戦士達は阿寒岳に落ちた隕石を調査すべく旅に出る事でクリスタルを巡る壮絶な戦いに巻き込まれていくとか、、、というのは冗談です。
どうでもいいですが、ファイナルファンタジーの略称はFF派とファイファン派どっちなの?的な論争があったりしましたが、私は子供時代はファイファン派でした・・・ほんとどうでもいい話だな。
建物に描かれているのはアイヌ文様と呼ばれており文様によって意味が色々とあるそうな。
商店街を越えるとすぐに分岐があります。
分岐を曲がると見えてきましたね〜。
民家にインパクト大の立派な鳥が彫られていますね。
この阿寒湖のアイヌコタンは北海道で最大の規模だそうで、36戸数およそ120人が暮らしているそうだ。
一般的な民家というよりは山小屋のような外観です。お土産屋さんになっており民芸品が主に販売されている。
ハッシーがアイヌ文様の入ったてぬぐいが欲しいとの事で立ち寄ったお店の店主です。
この席がお気に入りだそうで一日中寝ているそうです。
私も犬に生まれ変わったらこう生きていこうと思います。
カムイミンタラとは神々の遊ぶ庭やヒグマの遊ぶ庭など諸説ありますが、大雪山連峰のことも指すそうです。
確かにヒグマ多いですからね〜、、、行った事ないけど。
このように建物に彫られた文様や木彫りの像を見ていただくと分かるが、民芸品も木彫品が多かった。
私は初北海道なので、アイヌ文化にふれるのも初めてだった。
鳥の彫像がやたら前面に押し出されていますが、神聖な位置付けなんでしょうね。
私のアイヌ知識が皆無ぎるのである。なんせ、知っているアイヌ民族が人気格闘ゲームサムライスピリッツのナコルルくらいであった。
ゲームギアでよくやってたな、、、ゲームギア知ってますか?テレビ見れるんすよあれ笑
また話が脱線したので戻ります。
昔ながらのアイヌ民家もあり記念撮影ができるようになっていた。
このイコロという施設ではアイヌ古式舞踊が観れるそうです。
ユネスコ世界無形文化遺産にも登録された舞踊だそうで、その他にも座り唄や鶴の舞などの唄や踊りを楽しむことができます。
木彫りの民芸品屋さんへ入ってみたけど、サンプルにお茶の間でお馴染みの超有名一家がありました。
磯野家推しが止まらない。藤井隆・紀香も、「んん??」となりますが。
そして日本で一番知られている部屋「ルームオブテツコ」も発見です。
とにかくツッコミどころ満載な店内でした。
とりあえず一通りの店舗をひやかしたらお腹が空いたので飯にします。
おじゃましたのは奈辺久さん。お土産屋の通りにあります。
もりもりにワカサギの天ぷらがのっています。
かかっているタレも俗に言う「タレだけでご飯何杯もいける」系でした。
大満足の味でした。
阿寒湖に戻ってきました。いろんな貸しボートがありますが、阿寒湖なんでまりものボートでも作ればいいのにね。
「たばこの吸いがらなげたらあかん」阿寒湖とかけてるのね。山中の看板にもしばしばあるオヤジギャグシリーズですね。
何故か人気のあるコーヒーカップ型のボートに首を傾げつつ阿寒湖を後にします。
この旅は風呂に入りたくなったら入るをコンセプトに掲げているので早速入りますよ〜。 料金は500円、統一料金?と思うほどどこも500円な気がするのは気のせいか?
地元にある銭湯のような雰囲気ですね〜。
床が地熱なのか立ってられないくらい熱かったのをよく覚えている。
内風呂のみのシンプルな作りだが、阿寒では一番濃い温泉らしいです。
この古さが逆に良い、、、はずです。貸切だしね〜!
木で出来たまりもを愛でるというサブイベントがこの風呂では楽しめます。
大きいものはボーリングの玉に近いサイズなので単純に凶器です。
おっさん3人集まったら湯船に「まりも爆弾!ドッボン!!」するのは避けて通れない道でしょう。
童心に返ったような楽しい時間を過ごせました。
再び車を走らせてやってきたのは道の駅あしょろ銀河ホール21。
すんごいネーミングですね。
松山千春さんの出身地なのかグッズがやたら販売されていました。
二人は最近はまっているスタンプ集めに夢中でした。
トマム山はゴンドラで山頂駅まで行ってしまえば簡単に山頂までいけるのでオススメだそうです。
何があったか記憶が残っていないPAで休憩して再び車を走らせる。
陽が傾き始める、北海道は広すぎますね。次回の北海道遠征の良い教訓になったのは間違いないです。
なんとか戻ってきました。後方羊蹄山のすぐ近くにある道の駅230ルスツです。
電球の明るさを想像してしまいそうなネーミングですが、留寿都村のルスツからきています。230は国道230号からとってます。
近くのコンビニで行動食を調達していたら花火があがりました。
夏休みに祭りに花火としっかり夏の定番行事も楽しめたのはかなりラッキーだったのかもしれない。
ということで本日の宿は道の駅の駐車場となりました。
次回は後方羊蹄山登山です。