どうも!聖徳太子のように2つの話を同時に聞くことはできない凡人のやけんです。
天城山登山を終えて達成感に満たされた我々は、2日目はお決まりのだらけきった観光をすると心に決めていました。そんな我々の前に現れた1枚の割引券。
ホテルにあるご自由にお持ちください系のコーナーにある1枚の券が我々を狂気とノスタルジックが漂う怪しい世界へとタイムスリップさせてくれました。
まぁ衝撃的な場所でした。そんな珍道中の始まりである。
話は遡る事、天城山登山を終えホテルで酒を浴びる所から始まる。実際は浴びるほど飲めず缶ビールを1本開けたら即、寝落ちしました。
宴会用の酒やつまみや夜食を担ぎながら登ってたのか??と思われそうですが、登山をいかに楽して登るをテーマに掲げたら、右に出るものはいないsea-nov氏の名案で食材をダンボール箱に詰めてホテルに配送しておく裏技で軽量化しました。
そんなおっさん二人はホテルの部屋の鍵の開け方にとまどっていました。鍵があるのに鍵が開かない。こんな事では一流の空き巣にはなれません。僕はなりませんが。
そんな今回のお宿である東急ハーヴェスト天城高原は部屋から富士山を一望できる素晴らしいロケーションでした。
天城山登らなくてもこの景色で十分じゃない?それは言わないお約束でしょうが!!
部屋からは富士山以外にも南アルプスの山々も見えました。
とんがってる山は甲斐駒ケ岳でしょうかね?駿河湾も一望できました。
眠い目をかっぴらくには朝風呂が一番だということで大浴場に向かいます。
炎上すると困るのでお見せできないのが残念ですが、ツカトンの十八番「時代錯誤の全裸パラパラ」がここで開催されました。
これは東急ハーヴェスト史上最大の黒歴史になったに違いない。
そんな天城高原のハーヴェストは展望が素晴らしいお風呂でした。
朝は人も居なくお風呂を貸切で使えたので富士山を我々だけで独占しました。朝風呂に入ると必然的にやってくるのは空腹です。
本来はバイキング形式を採用しているようですが、宿泊客が少ないので和食か洋食かを選ぶことになりました。ただパンとごはんはおかわり自由なので嬉しい。
洋食はこんな感じ、THE朝食って雰囲気満載でした。
飯にがっつくツカトン。「ガツガツガツ」
「ガツガツガツガツガツ」
「ガツガツガツガツガツ」
!?
あれ?ツカトン?
余談ですが、夜中にsea-nov氏が目を覚ますと物音が聞こえる。
何だ?と思いよく見てみるとsea-nov氏の残した焼きそばをがっつくツカトンの後姿だったそうです。
そうです。彼は豚だったのです。
部屋に戻ってもその勢いはとどまることを知らず、前日の残った酒を飲みほしていました。
ホテルでお土産を物色してバスを待つことにします。
外の天気は良好です。久しぶりに観光の日に太陽を拝むことが出来ました。
ホテルからは伊東駅への送迎バス(有料)が出ていますので、
まずは伊東駅に向かうとします。
昨日の天城山から見えた人工物の山の横をバスが通り過ぎました。何のために作ったのでしょうか?
伊東駅に着きました。帰りにも利用する駅なのでここを拠点として観光をすることにしました。
ツカトンの眺めている割引チケットが不思議な旅の始まりを告げることになるとは思いませんでした。
「なんか面白そうだし行ってみようぜ。」ということで軽いノリで行くことになりました。
バスを利用してまぼろし博覧会に行くことが出来るので、バスの時間まで近くの海を散歩することに。
三人のおっさんで海に訪れたところで何の画にもなりません。
寄せては返す波をぼーっと眺める。
砂浜に天城山と書いてみた。こういうのは女の子とキャッキャしながらやりたいもんです。
「俺たち一体なにしてるんだろうね」と言いたくなるのを我慢したとかしないとか
「そんな事どうでもいいから飲もうぜ!」言わんばかりに酒を飲むツカトン。
そりゃ、その歳で痛風にもなるわけだ。
海を眺めるのもそこそこにバスに乗り込み魑魅魍魎の館へと向かいましょう。
途中あった動物飛び出し注意の看板がイノシシでした。
軽自動車とか正面衝突したら大破しそうだね。
めちゃくちゃ気配りが行き届いたバスの運転手さんに感心しつつ途中下車します。
ここがまぼろし博覧会か。そうか。
今なら一碧湖散歩にプランを変える事もできるけど、変態脳を持つ我々はこっち一択です。
レジャーランド臭の強い入り口付近の景観。
何故か派出所とパトカーが駐車場にありました。
パトカーといえば常連客であるツカトンを乗せるのが一般的な行為であろう。
クリミナルボーイの通り名を持つだけあってパトカーとのシンクロ率は120%を軽く超えていました。
ニュースでよく見る光景と変わりないくらい違和感無しです。
今回の容疑はわいせつ物陳列罪だそうです。
まぼろし博覧会は入り口からブッ込んできます。
アンポンタン共和国てwww
しかもめっちゃ工事中でした。普通に職人さんが電動工具ブン回していました。
まさにやりたい放題です。
謎のセーラーゴリラがいました。べっぴん?なのか・・・?
この館は大きく3つのエリアに分かれています。まずは植物園を改造したというエリアを行きます。古代文明の遺跡を彷彿とさせる雰囲気ですね。
何故かいきなり巨大な聖徳太子の像が出現します。
とにかくデカイ。ただ何故にここに聖徳太子?意味不明ですがインパクトは凄まじいです。
少し歩くと世界の古代人のファッションを再現したというコーナーがありました。
お!古代日本もあるじゃないですか。縄文人的な衣装なんでしょうか?
え?ちょっとセンス高くね?そして何故にスキンヘッド?
東京コレクションをモデルが着て歩いていても違和感なさそうな服でした。
本当に古代人なのか?
一つ目のエリアの入り口はお土産コーナーになっています。
ただ置いてあるのが某雑貨屋さんの品揃えを凌駕するラインナップでした。
年代物浮浪者風Tシャツがなんと500円で販売していました。
私は今回は購入を見送りましたが、これから浮浪者になりそうな友人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか?
頭の禿げた女子高生という画期的な商材があったのでminchさんのお土産に買っていこうか最後まで迷いましたが、二度とブログのサポートをしてくれなくなりそうなので今回は買いませんでした。
お土産の物色もそこそこに第二のエリアへと向かいます。
昭和の歓楽街のようなエリアを進んでいきます。
トイレ脇の道に目をやると脚立やらペンキやらがぶん投げられています。この適当な感じがいいですね。
建物内に入るとそこは昭和の世界です。昭和生まれの我々ですが、産声をあげる前の頃の時代ですね。
眼帯をしたあやしい人が「いらっしゃい」とまずは出迎えてくれます。
古き良き日本の家庭の風景を忠実?に再現しているらしいです。
かっこいいレトロな車にマネキン軍団が乗っています。マネキンのバリエーションの多さにも驚きました。まぼろし小学校なるものがあるので行ってみましょう。
教室では生徒たちが真面目に授業をうけていました。
君は何をしているのかな?
「barber虎刈り」という名前だけで客足が伸びない床屋は何故か大盛況でした。
昔のアパート暮らしの若者達を再現している。弾き語りをしている男性がいます。
弾き語りといえばsea-nov氏は深夜に友人の家でウクレレを弾き語りして怒られる男として有名です。次回のテストに出るのでしっかり覚えておきましょう。
明日のジョーのコーナーであるのがかろうじて分かります。
容赦なく破壊されています。そして修繕しない潔さ。
古き時代のパチンコ台も展示されています。今とはどえらい違いですね。
ゲバラ書房では様々な本が置かれていました。品揃いが魅力的らしくツカトンは興味津々でした。
私は本より女性のマネキンが地味に怖かったです。目が明後日をみています。
金田一耕助が居ましたが、恐らくこの館の謎を解くのは不可能でしょう。
インベーダーゲームやらブロックくずしもあります。意外にゲーム類の展示も多いですね。
明らかに場違いな電車でGOの展示物。その隣にいるぬけ作みたいなキャラがとても気になります。
激アツだったコーナーがここでした。
ワンダースワンとか懐かしい。そしてピピンマークって何?知らなんだ。
メガドライブとか久々に見ました。小さい頃はファミコンしか持ってませんでした。
ゲームは1時間までだったな。
ここにはやんちゃなお兄さんが乗ってそうなバイクがありました。今後乗ることは無いと思うのでしっかり乗り納めをしておきます。
子供の喜びそうなおもちゃも沢山飾ってありますが、過激な展示物が多いので小さいお子様を連れて行く際は気をつけましょう。
オタクシャツを着たマネキンがひきこもっている、オタクの部屋なるものがありました。部屋狭すぎじゃない?どこで寝るんだ?
階段を登って行くと悪酔い横町というエリアにたどり着きます。
しかしここからがカオスの始まりだった。
何故か大量のペンギンが展示されています。どこらへんが悪酔い横町なの?
ん??なにこれ?
北◯鮮のミサイルを超える驚異の兵器がここで作られていました。あまりの恐ろしさに
漏らしてしまい爆弾を投下する所でした。
日本にこんな恐ろしい兵器製造工場があったとは知りませんでした。これは私だけの心の中に留めておこうと思います。
なんとここにはハッカーの為の寺子屋がありました。とんでもない施設に足を踏み入れてしまったようです。
ただ足の踏み場もない地面にはペヤングのソース焼きそばとリポDがありました。
パソコン作業のお供の定番を熟知していますね。
ここのエリアは一体なにがしたいんだ?
捕まった捕虜(?)が拷問されていました。
このおかめのマネキンが夢に出てきそうなくらい大量にいました。
トイストーリーの悪いクマがいるのに今気づきました。
知らんわ!!
村崎百郎コーナーらしいのですが、黒魔術の教団の隠れ家のような部屋でした。
ここでは新進気鋭のアーティストの展示物が販売されていました。
人糞爆弾はいくらなのか気になりましたが、非買品でした。
第二のエリアが終わったようです。まだもう一つあるのか・・・
登山道ぽい道ですが違います。ここはアンポンタン共和国です。
バッチコイなマネキン(館長?)がいる所が第三のエリアの入り口です。
いきなりサーカスの展示物がありましたが動物が最大飽和量を超えていました。
あと入り口に神社みたいなのがあるんですがそこから汚らしい屁の音がたびたび流れていました。
もう驚かなくなりました。
見世物小屋のような中を覗くとパンクバンドのPVが流れていました。
中々にいい曲だったので気付けばダウンロードしていました。
お化け屋敷風の怨霊寺は怖いのでツカトンを先頭に歩かせましたが、マネキンがいるだけでした。右に生首みたいなのいるやん。こわっ!
ここはR指定というV系バンドのPV撮影に使用されたことで一部のコアな層から有名だそうです。
このR指定の楽曲である「帝都に死す」は我々は満場一致でハマりました。
旅先で出会った曲にハマったのは富山観光で聴いた「米騒動は富山から」以来です。
kitasennju-yamabu.hatenablog.com
R指定のサインやらグッズが展示されている。是非、気になる方は1度聴いてみてください。
そんなコーナーの隣にはがらりと雰囲気が変わる遊郭コーナーがありました。
良い子は見ちゃダメだよ。
定番の顔出しパネルも精神年齢が小学生レベルの仕上がりでした。
ツカトンの為にあるようなパネルだったので安定の1枚でした。
もういい加減にしなさい!!
摩訶不思議な館を後にして伊東駅に帰ってきました。
夕飯は海鮮丼を食べに駅前のお店に入りました。ツカトンは即、アルコールを補充していました。
サーモンと金目鯛の丼はこの旅で唯一のまともな食事でした。
帰りは鈍行で交通費を節約して帰ります。
最後に旅を振り返りつつ乾杯。上野駅で別れて帰宅しました。
◎まとめ◎
まぼろし博覧会は、古き良き昭和の時代や、各世界の遺跡や遺物、そして意味不明なマネキンのオブジェとインパクトの強い展示物が所狭しと乱立されています。
マネキンにこんなにバリエーションがあるのかと驚かされました。
このブログでは載せきれないくらいの量の展示物のため、興味のある方は実際に足を運んでみてください。
姉妹館に怪しい少年少女博物館があるそうですが、僕はお腹いっぱいです。
以上アンポンタン共和国からレポーターやけんでお送りしました。
天城高原の旅 後編 おしまい。