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山と犬と挽肉と

やけんの外遊びを綴ったブログです。

北アルプス1週間縦走の旅!Day2 双六岳~三俣蓮華岳~黒部五郎岳 雄大なカールを巡る旅

登山 北アルプスの山

 

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今回の旅で、是非訪れてみたい山がある。それが黒部五郎岳である。この山にはカールと呼ばれる氷河の浸食により出来た窪んだ谷がある。巨大な岩が点在しまさに別天地といえるこの光景を目に焼き付けるべく一行は歩を進めます。            

お菓子のカールの形状ってこのカールから来てんのかな?僕はうすしお味派です。世間はチーズ味派が多いですが・・・。どうでもいいですね。

悠久の時を巡る旅のスタートです。

 

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AM4:00 起床します。すでに他のテントも撤収の準備が進んでいます。朝飯をさくっと作って準備をします。腐った野菜はハッシーが下山時に持ち帰ってくれるそうです。何から何まですいません。

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小屋の正面はすでに夜明けが近づいています。御来光を見たい所ですが、そんな余裕はございません。準備もそこそこに出発します。

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樅沢岳(もみさわだけ)へと登っていく登山客。槍ヶ岳へ向かう方はこのルートを進みます。

双六岳に向かう我々は小屋の裏にあるルートを登ります。

f:id:kitasennju_yamabu:20150824125323j:plain小屋の裏にあるルートを・・・・登るともれなく小屋番からタイキックを貰えます。

住宅街でならパトカーに乗ることが出来るかもしれません。皆さんも是非試してみてください。

 

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小屋の裏にあるルートを登ります。すっかり明るくなってしまい、早くも暑さとの戦いが始まります。

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ハイマツ帯を高度を上げていきます。昨日も見えた、焼岳と乗鞍岳、さらに後ろに見えるのは御嶽山ですかね。

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三俣山荘への巻道への分岐に出ます。三俣山荘は明日お世話になる山荘です。今日は双六岳へ向います。

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結構な急斜面を登っていきます。日当たりが良いのにこれだけの雪渓が残っています。今日も槍ヶ岳がよく見えます。

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山の向こうのほうははまだ朝早いので霞んでいます。

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まだ月が沈み切れていません。太陽と月の共演ですね。ここを登りきると双六岳が姿を現します。

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双六岳の頂上に至るまでの道が良すぎでしょ!これは疲れも吹き飛びます。

今回の旅は4人用のテントを3分割して持とうと決めてました。sea-nov氏はテントのポールを持つ係ですが、2日目にしてジャムロに持たせました。

これがリーダーの特権か!!

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空を見上げるとエックスな飛行機雲がありました。それにしても空が青い!!

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笠ヶ岳が見えました。笠ヶ岳に登った播隆上人(ばんりゅうじょうにん)が、そこから見た槍ヶ岳に感動して槍ヶ岳を開山した話は山好きにとっては有名な話です。

おにぎり型の綺麗な山容は見てるだけでおなかが空いてきます。食いしん坊のジャムロはよだれなのか汗なのか分からないくらい服がビショビショになってたとかなってないとか。

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野人と槍は、原始時代から切っても切れない縁で結ばれてますね。マンモスを追っていた時代が懐かしいと思う方は是非、北アルプスを訪れてみてください。

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AM7:15 双六岳に到着です。標高2860mと私が今まで登った山で一番高い山だということに気づきました。

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登ってきた稜線と槍ヶ岳。富士山が見えたら写真を撮るように、ここでは槍ヶ岳が見えたら撮るのが流儀!

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はるか先に剱岳が見えます。野人ハッシーは近いうちにあの頂に挑むそうです。私にはまだ先の話ですね。ヘルメット持ってないし。

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三俣蓮華岳へ向かう道が見えます。ここでハッシーとはお別れです。小池新道という過酷な登りをザックチェンジシステムで乗り切ることが出来たのはハッシーのおかげかもしれません。最高の仲間が一人減るのは寂しいですが、またストイックな旅でご一緒したいもんです。

 

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下山の旅に出るハッシー!ありがとう!!後日談ですが、下山後に寄った温泉が混浴でバスタオル着用が必須だったことに気付かず小さいタオルで堂々と入浴していたらしいです。どこまでストイックなんだ!!

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再び気持ちのいい稜線歩きを開始します。

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写真中央あたりに三俣山荘に向かうパーティが見えます。途中の巻き道を進むとあそこを通るみたいです。

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同じザックを背負った方々、山岳部でしょうか?ざっと30kgはありそうな装備ですね。写真に写ってるのは4人ですが、もう一人ヘロヘロになった青年が必死で追いかけてるのが印象的でした。

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黒部五郎岳が遂に見えました。今日これからあの山を登るのか!

「遠くね?」しかも、まだ三俣蓮華岳も登ってないじゃん!早くも詰んだか??

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右奥の黒い山が水晶岳(黒岳)です。左奥の山が数ある薬師岳の頂点に君臨するキングオブ薬師!その名も薬師岳です。

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雪渓脇の稜線歩きを楽しんでいるとあっさり到着してしまいました。来た稜線を振り返ってパシャリ。適当に撮っても絵になりますなぁ。

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AM9:15 三俣蓮華岳到着です。ここは元々、鷲羽岳(わしばだけ)と呼ばれていましたが、政治的いざこざがあり今に至るということです。現在は鷲羽岳は別の所にあります。明日登るのでひとまず話は置いときましょう。

f:id:kitasennju_yamabu:20150825005942j:plainここで小休止です。行動食で小腹を満たします。

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この柱の裏に見えてるのが鷲羽岳です。ちなみに三俣蓮華岳は長野、岐阜、富山の県境となっております。右半身が長野、左半身が岐阜、頭が富山みたいな事をしたかったんですがどこから県境が分からんので断念しました。

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赤い屋根の建物が見えます。三俣山荘があります。多くの登山客が行きかう交通の主要部的な小屋です。別名北千住山荘と呼ばれています。というのは嘘で僕が勝手に今つけました。

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無駄にカッコつけて写真を撮って再び先へと急ぎます。雲が少し上がってきたのが心配です。この時期の山は大抵、午後は悪天候になりがちです。

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さあ、黒部五郎小屋に向かいましょう。

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ここでジャムロがあるものに気付く!「あれ小屋じゃないすか?」この平らな台地に小屋?まさかあれは??

そうです。今回の旅のきっかけでもある雲ノ平じゃないですか。この目で遠目から見れただけで嬉しいですね。一同モチベが回復しました。

f:id:kitasennju_yamabu:20150825014125j:plain黒部五郎小屋は少し標高の低い位置にあるので、ぐんぐん下っていきます。

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ウサギギクが咲いてます。

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黒部五郎岳へ続く稜線。小屋はいったいどこなんだ?まだ全然見えません。

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標高差がそこまで無いのでさくさく進めそうだなと思ってました。

山小屋がみえるまではね・・・・。

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平らな地面の広場に出ました。もうここでテント設営で良くね?と言わんばかりにジャムロが疲労困憊でした。

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少し歩くと眼下に小屋が見えた。もうすぐ着くでしょ。これが大きな間違い!全然小屋が近づかない上に下りが岩がゴロゴロしててかなりの体力を消耗する。

ここの下りがその日一番きつかったのをよく覚えています。現に小屋着くまで写真ほぼ撮ってません。

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AM11:00 黒部五郎小屋に到着。とりあえず受付してテント設営してお昼にします。

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キンキンに冷えたビールとリンゴが今日はもうゆっくりしようぜと囁いてきます。

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昼飯を食べて先に進むべきか考えることにします。ここで正直、ジャムロがかなりしんどそうなので、黒部五郎岳を登るのをやめようかと思っていました。

飯を食べた結果・・・行くことにしました。アタックザックを背負い軽量化して黒部五郎岳に挑みます。この時点で時計は、PM12:10でした。

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山頂に至るコースは稜線を歩く稜線コースと雄大なカールを歩くカールコースがあります。僕らは山頂までタクシーで行くコースを選択したかったのですが、地図に載っていなかったのでカールコースを行くことにしました。

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巨大な入道雲が黒部五郎岳を覆い尽くそうとしています。

「あの雲ヤバいんじゃない?」「雷鳴り始めたら下山しましょ」と漢の約束をしました。

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水が豊富です。登山道をちょろちょろと流れています。アタックザックだとこんなに楽なのかと、どんどん進んでいきます。

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黒部のカールがその姿を見せます。すごい迫力です。と同時に真ん中あたりに見えてるジグザグ道はかなり急登な事に気付く。簡単にはピークは踏ませてくれません。

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f:id:kitasennju_yamabu:20150826010906j:plainまさに岩の要塞のような光景が広がっています。しかしその眼下に豊かな植物と、大きな岩と、水のせせらぎが共存しています。私はこんな素敵ゾーンを見たことがありませんでした。まさにゲームやファンタジーの世界にいるかのようです。

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ここは、是非訪れてほしい場所のひとつとなりました。ただ奥深い場所なので、楽して来たい方は、石油王と友達になって自家用ヘリで来てください。あと石油王を紹介してください。

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簡単な渡渉があります。大雨が降ったら横断できなくなりそうですね。

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THE高山植物チングルマが咲いてます。

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先ほどのジグザグの急登を登ります。sea-nov氏は十八番の「スニーカーぶるーす」を歌う余裕はまったくありませんでした。

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ただこの急登、コバイケイソウが沢山咲いてました。風邪を半日で治す男ジャムロが珍しく頭が痛いと言っていました。コバイケイソウでも食べたのでしょうか??有毒植物です。

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ガースーが上がってきました。一気にあたりが暗くなります。ほんの1分前くらいは晴れてたのに!山ってすごいですね。

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ここで黒部五郎にカミナリゴロウがやってきました。

「山頂近いしぃ~、さくっと登れば大丈夫じゃない?」漢の約束は薄っぺらい紙屑のように捨てられました。

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PM14:10 黒部五郎岳の頂上を踏みました。ガスガスですが、カールを見下ろすことができました。

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ここで山頂にいたおじさんにiPhoneで集合写真撮ってもらったんですが、やたらバースト(連写)してくれたのを覚えています。それを見てたもうひとりのおじさんが、

「あ~だめだめ、こう撮るんだよ」とおじさんからiPhoneをぶんどり撮影してくれたんですが、めっちゃバーストしてました・・・。

その写真がこちらです↓↓↓

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青っ!!!! 

バーストと謎のエフェクトの合わせ技1本ですわ~!!

1周まわってプロのカメラマンだったのではと勘違いするところでした。

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 落雷の音がデカくなってきたので、走るように下山します。山頂に居た時間は約3分ぐらいでした。あっというまに肩まで戻ってきました。

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ハクサンイチゲを撮った所で雨が本格的に降り出してカメラをしまいました。

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PM16:00 無事に小屋まで戻りました。雨も止み達成感に浸る3人はジュースで祝杯をあげました。夕飯の準備に移ります。

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sea-nov氏はパスタを作ります。茹でたお湯はコーヒーにして飲んでました。ジャムロはリゾット作ってましたがあっという間にたいらげてました。

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私はラーメンを食べます。味は女々しくて塩味です。どれくらい女々しかったかは、ファンの方に聞いてください。

この後、片づけをして次の日に備えて眠りにつきましたが真夜中に恐怖の事件が起きることをこの時の我々はまだ知らない。

その全貌は次回語るとしましょう。

 

◎まとめ◎

双六岳はその頂に至るまでの稜線の解放感は圧倒的でした。三俣蓮華岳も360度の展望とそこから見える名だたる名峰に感動します。

そしてなんといっても黒部五郎岳は別天地でした。雲ノ平は秘境と呼ばれてますが、黒部五郎も秘境と呼んでもいいくらい独特の雰囲気が出ていました。私はこの山が好きになりました。

まだ登ったことが無い方は、是非機会があれば黒部五郎岳を訪れてみてはいかがでしょうか? 

◎駄文を読んでいただきありがとうございます。(投稿者やけん)

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